政府から7年ぶりの節電要請が出される中、6月21日放送の「ひるおび」(TBS系)が、賢いエアコンの使い方を紹介したが、これが視聴者を呆れさせる事態となっている。
番組ではエアコンの節電方法について、2週間に1回フィルターを掃除する、風量は「自動」がオススメ、つけっぱなしがお得、などといったテクニックを公開。温度28度、湿度50~60%を目安に使用するよう呼びかけた。
そこでMCの恵俊彰が温度&湿度計を取り出し、スタジオの湿度が60%であることを示してみせたが、もう一方の温度計はなんと23.3度を示していたのだ。
ネット上は即座に、ブーイングで溢れ返った。
「おいおい、人には28度にしろといっておいて、スタジオは思いっきり23度って。まったく説得力ないだろ」
「節電はどうなってるんだよ」
「テレビって照明もたくさん使ってるから、その分、エアコンでガンガン冷やしてるんだろうな。節電のために夏は放送を休止したらいかがでしょうか(笑)」
「節電節電って言っておいて、スタジオは23度でスーツ着込んでるんだから呆れる。マジでふざけてるな~」
多くの視聴者が憤慨したのは明らかだった。
「恵はスタジオの温度が低いことについて『照明をたいているのもあり、ものすごくクーラーを効かせてあります。ご家庭とは違います』などと説明していましたが、視聴者には28度設定を求めておきながら、自分たちはクーラーをガンガン効かせていたとあっては、説得力に欠けると言わざるを得ません。番組の演出上、出演者にはスーツ着用を求めているのでしょうが、これからさらに暑くなってきたらYシャツだけにして、温度設定を少しでも上げた方がいいのでは」
現状でも「28度設定では暑くてやってられない」という声が多数上がっている中、「オレたちは特別」と胸を張るテレビ局。視聴者の声を真摯に受け止めるべきでは…。
(ケン高田)