今年2月の北京冬季五輪でメダルを逃したフィギュアスケートの羽生結弦について、日本スケート連盟は7月1日、22年から23年シーズンの強化指定選手に選んだことが分かった。
14年のソチ五輪、18年の平昌五輪で大会2連覇中だった羽生は北京で3連覇を目指すも、思うような演技ができず。次の冬季五輪に向けて、去就については口を閉ざしていたが、ひとまず現役を続けることになったのだ。
スケート連盟の公式サイトで「いつも応援いただき本当にありがとうございます。今シーズンもより高みを目指して頑張ります」と心境を綴った羽生。
3月にフランスで行われた世界選手権は、ケガのため欠場。5月には「ファンタジー・オン・アイス」で久々にファンの前に姿を見せるも、競技人生を続けるかどうかは微妙とされていただけに、スケート関係者は、
「認知度も期待も高い羽生が現役を続けるから、スケート連盟を支援するスポンサーがいるのは確実。関係者は胸を撫で下ろしていますよ」
だが、羽生を超えそうな次のスター選手が台頭してこないのは気がかり。北京冬季五輪で中国でも大フィーバーを起こした羽生への期待値は当分、高いままである。