3月31日に終了した「笑っていいとも!」で、不仲の噂のあったダウンタウンと共演して話題となったとんねるず。松本人志が「ネットが荒れる」と発言するなど犬猿と言われた二組の共演は、番組のフィナーレを飾るにふさわしい瞬間だった。
「とんねるずの二人は、番組終了が発表されると、自ら志願して準レギュラーになるなど、タモリへの恩義があり、男気を見せた。とんねるずもデビュー当時、『素人芸の宴会芸』と馬鹿にされたが、その元祖といえばタモリ。そうしたシンパシーもあり、『いいとも!』のラストにも華を添えていた」(演芸記者)
乱暴狼藉が売り物のとんねるずだが、意外にも義理堅いコンビとしても有名だ。
「特にとんねるずの貴さんは、出身校の帝京高校の野球部の試合にはいまだに顔を出すほど律儀ですよ。都大会の予選で、神宮球場で一人目立たない場所でヒッソリと観戦。東京都大会は、貴さんはテレビのテンションとはまったく違って真剣そのもの。在校生でもブラスバンド部くらいしか応援に来ない予選から後輩たちを応援しに来るなんて、母校愛が強いとOBの間でも話題になっています」(帝京高校OB)
また、サッカー部出身の木梨も同様だ。
「憲さんが安田成美さんと結婚するという際には、わざわざサッカー部の古沼監督にあいさつに来ていたそうですよ」(前出・OB)
気付けば、今や関東お笑い界の重鎮として、再評価されつつあるとんねるず。タモリとの「いいとも共演」は、後継者としての“襲名披露”だったのかもしれない。