7月3日に放送された「週刊さんまとマツコ」(TBS系)は「バラエティー女子たちのポジション争いに迫る」と題し、ゲストの朝日奈央と菊地亜美の2人が、さんまとマツコにガチ相談するという内容だった。
朝日と菊地は、ともに「アイドリング!!!」の元メンバー。一時期は多くのバラエティー番組で見かけたものだが、最近は自分の居場所がわからない「ポジション迷子」状態だという。
そんな2人のために、番組では昨今の女性芸能人によるバラエティー番組の熾烈な出演争いを戦国時代になぞらえて、「MC大名」「モデル大名」「天然鉄砲隊」「アイドル大名」「ママタレ大名」などに分けた「バラエティーおんな戦国絵巻」なるボードを作成し、彼女たちが狙えそうなポジションを探った。
ちなみに朝日と菊地の現在のポジションは「野武士」。つまり、いずれにも属していない状態だ。これに朝日も、
「だから、本当に気軽に呼んで頂けるんですけど、気軽に切られてしまう。特番は呼んで頂けるんですよ。いい感じのポジション。でも、レギュラーまではいかないっていう。スタッフさんに言われたことがあって…」
MC役の麒麟・川島に「スタッフさんになんて言われたんですか」と聞かれると「レギュラーにするには何か足りない、って」。これにはさんまも「失礼な、上から目線のディレクターやな」と言いながら爆笑していたが…。
さらに川島に「NGも少ないもんね」と言われて「そうですね。NGなくやらせて頂いてます」。
確かにこれまでも、鼻と目に10円玉を詰めてY字バランスをとったり、温泉でウッチャンやバカリズムらと入った上に、湯舟の水を直飲みするなどという、女芸人でもやらないようなことをやっているのを見たことがある。
7月6日放送「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では「説教中の『帰れ!』額面通り受け取るわけにはいかない説」に出てきた朝日。
この企画は「仕掛け人が後輩と二人で飲食中に、後輩へダメ出しをし、その流れで『帰れ!』と怒って後輩を帰らせる」という、いわばドッキリ。後輩が帰るまでのタイムを競うもので、仕掛け人として朝日が登場した。
事務所の後輩で、親友でもあるというプラチナボーイズの小池成を相手にチャレンジするのだが、怒りなれない朝日はダメ出しをしなければならないところ、「後輩への親身なアドバイス」になってしまうという、ドッキリ的には失敗の流れに。挙げ句の果てには、スタッフに「ちょっと朝日さんが下手すぎて」とまで言われてしまう始末だ。
一連の番組でわかったのは、朝日の性格の良さ。魑魅魍魎が跋扈する芸能界で、こんなに性格のいいタレントは貴重ではないか。
そうでなくても「私が、私が」とうるさい女性タレントの中にあって、朝日の存在に癒やされることも多い。頑張れ、朝日奈央。朝日奈央を応援します宣言!
(堀江南)