TKO・木本武宏を巡る巨額投資トラブルが、芸能界を激震させている。
7月9日以降、木本は司会を務める「週末ライブ キモイリ!」(KBS京都)を2週連続で欠席。投資トラブルの報道を受けて、同番組は7月23日の放送で打ち切りとなることも判明した。
現在、各放送局に出演見合わせを申し入れているという木本だが、いったい何が起こっているのか。お笑い関係者が明かすには、
「芸人仲間や親しいスタッフに『儲かる投資がある』と持ちかけて金を集めていたのですが、その金を渡していた投資関係者と連絡がつかなくなったんです」
誰よりも困惑しているのは、木本の言葉を信用し、投資した関係者だ。お笑い関係者が続ける。
「被害額は5億円以上。被害者の中には、多くの番組で司会者として活躍する超有名お笑い芸人も含まれているといいます。木本は近年、投資を猛勉強していることで知られ、ビジネス誌で連載を持ったほど。芸人仲間が彼を信用してしまうのも無理はありませんが…」
巨額の被害を生んだ投資の中身が気になるところだが、
「複数の投資案件を、周囲に紹介していた。具体的な内容については不明な部分が多い」(芸能プロ関係者)
騒動の一方で、業界内で話題となっているのは、木本が出演した番組内での「危ないセリフ」である。
「今年4月、木本は『やりすぎ都市伝説』(テレビ東京系)に出演。仮想通貨を使った『NFT投資』の将来性について熱く語った。『歩くだけで仮想通貨を得られる』というフレコミのNFTゲームを紹介したのですが、その際に木本が真顔で語っていたのが『(今後は)呼吸するだけで稼げるかもしれない』というひと言。今となっては、トラブルの予兆としか思えません」(テレビ制作会社関係者)
人気芸人による前代未聞の投資トラブル。解決と「落とし前」の行方は──。
(山倉卓)