7月14日、13対0で阪神が巨人に大勝した試合をニッポン放送で解説していたのが、元阪神・掛布雅之氏。この試合で掛布氏は、巨人・岡本和真のバッティングに関してこんな指摘をした。
「センターカメラから背番号25番が見え過ぎますね」
つまり、肩が入り過ぎており、外のボールに手が届かないというのだ。
すると23日には、元巨人の江川卓氏が自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で、掛布氏の言葉を振り返りつつ、今度はピッチャー目線で持論を展開した。
調子が良かった時の岡本と比較すると、テイクバックが上がりきらずにスイングに及んでいるとのことで、これは打球を飛ばしたいと焦っているからだという。
「必ずクローズ(スタンス)になってくるんですよ。体を回したくなるんですよ。テイクバックが上がってないんですけど、体を回したら飛ぶような気がするんです」
打開策としては、
「本当は、少しオープン(スタンス)くらいにして打つ方がいいんですけど、本人にしてみたら打てないっていう不安の方が大きいので…」
岡本に限らず、満塁時など気合の入ったバッターは、力むあまり肩が入ってくるものだと、ピッチャーならではの分析をしていた。
最近では肝心なところで凡打となってしまうケースも少なくない岡本。2人の大先輩の言葉に真摯に耳を傾け、一刻も早くスランプから脱してもらいたいものだ。
(所ひで/ユーチューブライター)