マイナビオールスターゲーム2021がメットライフ球場で開催されたのは去る7月16日。全セの4番は巨人の若き主砲・岡本和真。岡本は2018年と19年、そして今大会の2打席目まで凡退していたが、第3打席にライト前ヒット。球宴12打席目で初ヒットを記録すると、相手のスキを突いて二盗に成功し、岡本は両手を上げてアピールし、ガッツポーズも見せた。プロ通算9盗塁の岡本だが、50メートル「6秒5」の走力も兼ね備えており、レギュラーシーズンでは滅多に見せることのない脚力アピールに客席のファンを大いに沸かせたものだ。
そのまさに同日付けで、YouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉が〈キャプテンVS若大将!?〉との投稿をしていた。決められた短い距離のタイムを走力で競い合うといった練習風景を披露する内容で、走り終えた若大将こと岡本のタイムは〈1・90〉で、「シゲさん(重信慎之助)、聖弥さん(松原聖弥)、あんま変わんないですよボクと」と得意げな岡本。「ウソやろ、ホンマに?」と歩み寄った昨シーズン盗塁12の松原が「え、めっちゃ速いやん、全然変わらへんやん!」と、表示されたタイムを見て驚いている様子だった。これに岡本は、「せやで、やられるで、鬼ごっこやったら捕まるで」と、ジョークも飛び出し、ご満悦だった。
この後、岡本はなおも記録更新すると、キャプテンの坂本が記録を塗り替えるといった和気あいあいとした意地の張り合いを見せていたが、〈盗塁決めた日にあげるところがさすが〉と広報担当者を称賛する視聴者のコメントのほか、〈誰もが予想していなかった盗塁見事でした岡本様〉〈今日岡本が盗塁成功させたシーンマジで笑ったw シーズン中にも盗塁してくれ!〉といったコメントも散見された。
視聴者の要望通り、岡本の盗塁をまた見ることができるか、本塁打もさることながら後半戦にはまた違った期待が高まるところだ。
(ユーチューブライター・所ひで)