スポーツ

「断るタイミングを与えず」岡崎郁が舌を巻いた長嶋茂雄の「巨人入団交渉術」の極意

 長嶋茂雄は監督時代、FAで選手を獲得する際の、幾多の「口説き文句」があった。93年、中日の落合博満に対しては、

「ウチの若い選手に、お前の生きざまを見せてほしい」

 はたまた96年、清原和博を西武から獲ろうとする時には、

「思いっきり、私の胸に飛び込んできてくれ」

 FAではないが、79年のドラフト3位で巨人から指名を受け、後に巨人の第58代4番打者として活躍した岡崎郁氏には、しかし「それがなかった…」という。

 自身がそう振り返ったのは、7月26日に石毛宏典氏のYouTubeチャンネル〈石毛宏典TV〉に出演してのことだ。

 当時、岡崎氏は法政大学から内定を受けており、プロ入り志望ではなかった。スカウトマンには丁重に断り続けていたのだが、ある日、長嶋監督が大分県にある岡崎氏の実家を訪れる。

 神妙な空気の中、長嶋監督は開口一番、

「最初は寮に入るんだよな」

 つまり、岡崎氏を口説くのではなく、巨人入りがもう既定路線になっていたのである。

「自主トレは1月7日くらいから?」

 岡崎氏と距離を詰め、長嶋監督の質問は更に続く。このやりとりで断るタイミングを失ってしまったというから、これがミスターの作戦だったのか…。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
3
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」
4
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
5
日本人に大打撃!タイ政府「外国人締め出し」で長期滞在とビザ取得が困難に…そして口座凍結まで