18年ぶりの三冠王誕生の期待が高まる村上宗隆の活躍もあり、首位を走るヤクルト。ところが、この状況が2011年に似ている、と訝る燕ファンの声がある。
その年、ヤクルトは2位・中日に最大10ゲーム差をつけながら、逆転負けで2位となる屈辱を味わった(クライマックスシリーズも、最終ステージで敗退)。
今シーズン、7月3日時点で17.5ゲーム差も突き放していたはずのDeNAが怒濤の追い上げを見せ、大逆転Vが射程圏内に入っているのだ。
8月24日、YouTubeチャンネル〈野球いっかん!〉に、ヤクルトOBの宮本慎也氏が出演。問題の11年は136試合に出場したが、当時と比較して、次のように分析した。
「11年の時って、巨人が最初に上がってきたの。それを神宮で3タテして落とした。そうしたら次、阪神が上がってきた。これも神宮で3タテして、ボンって落としたの。で、最後に中日が上がってきた時には、もう体力ない…みたいな。(今年は)上がってくるのはDeNAしかないから、1チームだけ見ればいいんで、僕はなんとか逃げ切れるんじゃないかなと思ってる」
もっとも、8勝を挙げて(8月24日現在)勝ち頭の高橋奎二について「悪い時は2、3回でノックアウトされるじゃない?」と、必ず勝てるであろう投手がいないことを懸念材料として挙げた宮本氏。
主砲「村神様」が圧倒的な打力でカバーできるか、今後も注目だ。
(所ひで/ユーチューブライター)