銀座のクラブホステスへの「性加害」が一部週刊誌の報道で明るみに出たことで、金曜日の司会担当だった「THE TIME,」(TBS系)を降板した、俳優の香川照之。
9月1日にはTBS側から「様々なニュースをお伝えする情報番組として、視聴者の皆さまに不信感や疑念を持たれることがあってはならないと考えており、所属事務所と協議した上で、判断しました」と香川の降板が発表され、本来は香川が出演するはずだった2日のメイン司会は安住紳一郎アナが急きょ代役を務めた。
その放送では約4分間のVTRが流され、香川が「今回の件の報道にあります、当事者の方々はもちろん、私の今までの人生すべてにかかわってこられた方々に、私が不快な思いをさせてしまったことに対して、お詫び申し上げます。すみません」「私がこの愛する『THE TIME,』を司会として出演させていただくことはふさわしくないと判断いたしました」などと改めて謝罪した。
「当初は3年前の酒の席での話ということもあり、局側も前週の謝罪コメントで手打ちの予定でいたようですが、その後、次から次へと性ハラスメントの詳細や暴行疑惑が報じられたことで降板を決定したのでしょう」(芸能ライター)
9月1日にはトヨタ自動車が香川の出演するテレビCMの放送を見合わせることを発表し、今後も追随する関連スポンサーが続出する可能性が高い。
「そんな中で大問題になっているのが、現在放送中で香川が出演している連ドラ『六本木クラス』(テレビ朝日系)。9月1日は通常通り放送されましたが、批判の声は高まるばかりです。テレ朝は現時点で『総合的に判断して番組の収録・放送を継続する』とはしているのの、スポンサーの意向でどう転ぶか分からない状況になっている。とはいえ、香川演じる長屋茂は編集でのカットや代役が効かない重要な役だけに、ここへ来てにわかに打ち切り説まで出ています。9月29日放送予定の最終話まで続行できるのか注目です」(テレビ誌ライター)
ドラマは終盤に来て週を追うごとに視聴率がアップしていただけに、関係者も頭が痛いだろう。
(ケン高田)