「篠宮の歌やフリップを交えたネタ作りには定評がありましたから、今後どこまでその才能を発揮させるのか、注目されています」
芸能関係者がこう語って今後に期待を寄せたのは、9月8日、自身のYouTubeチャンネル〈SHINOMIYA【オジンオズボーン篠宮】〉で、年内に解散することを報告したお笑いコンビ・オジンオズボーンの篠宮暁だ。
篠宮は解散の理由について、「芸人という仕事に対して、自分的に魅力をだんだん感じなくなってきた」と時に笑いを交えて語っていた。前出・芸能関係者が言う。
「2000年デビューのオジンオズボーンの同期には、南海キャンディーズ、キングコング、オードリー、平成ノブシコブシ、ナイツなど、そうそうたるコンビが名を連ねていました。彼らには及びませんでしたが、ピン芸人になってブレイクしたバカリズムの例もありますから、篠宮には解散をむしろチャンスととらえて奮起に期待したいですね」
ちなみにバカリズムは、95年にコンビを結成。相方が芸能界を引退したことにより、05年に解散。残された升野英知が「バカリズム」の名をピンで継承した。お笑いに限らず、昨今では、21年公開の映画「地獄の花園」など、映画やドラマの脚本も手掛けている。
一方の篠宮は19年9月、自身のチャンネルで難読漢字「鬱(うつ)」の覚え方を面白おかしく披露して55万回もの視聴回数を稼いだ。そしてこれきっかけに「秒で漢字暗記」が20年に書籍化。今年5月にはアプリゲームに進化を遂げている。
バカリズム同様、篠宮には今後も、マルチな才能をどんどん開花させてもらいたいものだ。
(所ひで/ユーチューブライター)