芸能

TKO木下を動画で弁明させたカジサックに「懐が深い!」とは言えない理由

 パワハラ問題で松竹芸能を3月15日に退所したTKOの木下隆行が騒動の真相を激白する「番組」があった。キングコング梶原雄太扮するカジサックのYouTubeチャンネル〈カジサックKAJISAC〉、4月3日投稿の〈【真相】TKO木下さんにあの騒動の全てをお話して頂きました〉がそれだ。

 木下のパワハラ問題、コトの発端は、木下にとって事務所の後輩であるお笑いコンビ・オジンオズボーンの篠宮暁の顔面に木下がペットボトルを投げつけ、篠宮の目を負傷させた暴行騒動だ。

「あれは実際あったんですか?」

 カジサックにこう問われると、木下は、

「ペットボトル投げたことは事実です。ものすごい悪いことしたと思いますし、反省もしてます。みなさんにもお叱りの言葉をいただきました」

 木下の梶原への説明によれば、何でも、きっかけは2018年12月の松竹芸能の年末ライブ中に、篠宮から、「濱口さんの8万円ちょろまかしたでしょ」と言われたこと。「8万円」というのは松竹所属のよゐこ・濱口優と南明奈の結婚を祝し松竹芸能の面々から集めたお祝いの席の会費だという。ところが、濱口はお祝いされる側なのに、会計を全員の分まで払って帰ってしまった。で、浮いた8万円でプレゼントを買おうと木下は、その金を自分のポケットには入れずに、後輩に預けておいた。木下によれば、それはその場にいる全員が知っていたはずだが、篠宮が松竹芸能の年末ライブ本番中にこれをイジリ、酒も入っていたこともあって、うまい返しができずに、会場もスベってしまった。木下はこれに腹を立て、楽屋に戻るなり投げつけたペットボトルが、たまたま篠宮の目に当たってしまった─。「というのが、本当の事実の話なんです」と、木下は殊勝な態度で説明した。

 これに梶原は、「大事なところって、篠宮さんにしっかり謝罪したのかだったりすると思うんですけど」と問うと、木下は「しました。2回ほどちゃんと。篠宮も『兄さんのことをノリで言ってしまいました、すみません』て言葉もらって、いやいやオレが悪いと謝った」と答えた。梶原は、これについて、「2人の中ではもう解決してるんですよね」と強調していた。

 ところが、視聴者からは、〈被害者がいるのに笑いで済まそうとする姿勢に、カジサックさんも木下さんを擁護せずコラボは正直断って欲しかったです〉〈今回梶原さんの印象もかなり悪いです〉と視聴者からは非難のコメントが相次いだ。

 視聴回数は4月12日現在で122万回を超え、高評価1万1000余りに対して、低評価は6万2000に迫る勢いとなっている。

 梶原は妻を〈ヨメサック〉と称して出演させるなど、アットホームな印象を与え、若者からも好感度の高い番組作りを心掛けてきた。ここにきて汚点を残したのではないか、との見方もできるが、梶原は常々アンチなコメントにもハートマークを付けると公言してきた。非難を承知のうえ、ということなら、むしろ清濁併せ呑む梶原の懐の深さのようなものも一見、感じられそうだ。しかし、〈木下さんを出したのなら被害を受けたほかの芸人さんがたにも出てもらい話を聞くべきだと思います〉との視聴者のコメントもある。

 本当に懐が深いのであれば、そんな要望にも応える姿勢があるかどうか?このあたりがさらなるファンを取り込めるかどうかの分かれ目に思えるのだが…。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
須藤理彩を歩行不能にした太川陽介「過酷バス旅中毒」をいとうあさこが一刀両断