Kis-My-Ft2の玉森裕太が主演した連ドラ「NICE FLIGHT!」(テレビ朝日系、9月9日最終回)が、オリコンの満足度ランキングで大躍進した。
3話がランキング4位に踊り出ると、4~6話は9位。最新の満足度ランキングでは、2位(全8話の7話)にまで急浮上したのだ。
さらに、TVerのドラマランキングも毎話のようにトップ10入りを果たし、お気に入り登録者数は43.5万人(9月13日時点)と、放送時間を問わず(シリーズものは除く)民放局のドラマ群で9位に位置づけられる。その8位までのランキングはというと…。
1位……石子と羽男:77.6万人
2位……ユニコーンに乗って:70.0万人
3位……六本木クラス:63.6万人
4位……オールドルーキー:58.7万人
5位……テッパチ!:57.7万人
6位……競争の番人:55.1万人
7位……魔法のリノベ:47.7万人
8位……純愛ディソナンス:46.4万人
この結果について、ドラマライターが分析する。
「大人のラブストーリーで、小難しい要素はなし。放送時間が金曜夜11時15分からというのも、むしろ見やすかったのかもしれません。『リアル視聴した上で、動画配信サービスなどで、何度もリピートした回もあった』など、沼落ちした視聴者も少なくなかった様子。秋ドラマでも主演が続く、玉森の人気ぶりが伺えます」
ヒロインの中村アンとの絡みも息が合っていたと、ドラマライターが続ける。
「羽田空港の管制官役の中村に、航空会社の副操縦士役の玉森が、飛行中に彼女の声に『ひと聞き惚れ』する、というところからスタートします。真夢(中村)は、仕事以外では恋も人付き合いもめっぽう不器用。そんな彼女と、人見知りを知らない粋(玉森)が、少しずつ距離を縮め、お互いの信頼を深めていくところが『キュン』ポイントのようです」
真夢は青森の田舎で祖父に育てられた、という設定のため、いろいろな意味で派手さがなく、メイクも抑えぎみ。洋服は通販で買う、というのも新鮮に映った。JALが全面協力したとはいえ、航空業界を舞台にした際のかっこよさや華やかさも裏切らない、夢のある展開に。空港のみならず、久々に旅行へ行きたい、と気分が開放的になった視聴者も多くいたのではなかろうか。
このドラマの放送開始後、日本政府は海外からの渡航制限を緩めると発表。WHO(世界保健機関)もまた、新型コロナウイルスの終息が見えてきた、との見解を示した。玉森は劇中で「ツイてるコーパイ」という設定だったが、自身もまたラッキー体質なのかもしれない。
(島花鈴)