俳優の中尾彬が、9月15日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演。落語家の故・立川談志にまつわるエピソードを披露した。
この日は「大御所芸能人SP」と題し、中尾のほか、加賀まりこ、堺正章ら、芸歴50年を超える大御所芸能人たちが集まりトークを展開。その中のコーナー内で、中尾は「立川談志の落とし物が!」をテーマに、昭和の大物の逸話を披露した。
それによれば昔、談志の一門が集まるバーがあったといい、中尾がある時、そのバーで飲んでいると、談志が現れた。
「談志さんが酔っぱらって階段を下りてきた。ポシェット持ってたの。ボンって座ったとたんにそのポシェットが(落ちて)通帳が3冊」と中尾。ダウンタウンの松本人志が「通帳持ってることがすごいですよね!」と驚くと、中尾はその通帳の残高を見たことを明かし、「数えてみたら、一、十、百、千、万…2億だよ!? 1冊に2億。(それが)3冊!」とスタジオを沸かせた。
「中尾によれば、その預金から水道代や電気代などの光熱費が引かれていたといい、『地下鉄以外乗らないし、タクシーなんて乗ったら怒る。まあすごい人でしたね』と節約家だったことも振り返っていました。当時で2億円であれば、今ではもっとすごい額だと思われます。ただ、ネットの反応を見てみると、驚愕の様子だったダウンタウンには《2人はもっと稼いでいるはず》《ダウンタウンにとっては驚くほどの額ではないのでは》とツッコんでいる人もちらほら見受けられましたね」(芸能ライター)
それでも、そんな通帳を持ち歩くこと自体には驚かされる。
(鈴木十朗)