9月20日放送「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)のテーマは「地方移住で人生激変!都会を離れた芸能人SP」だった。
富山と東京での二重生活をしている紺野美沙子や、広島カープ・堂林翔太と結婚し広島に移住したTBSの元アナウンサー枡田絵里奈らがゲストで登場。その中でひときわ異彩を放っていたのが、初出演の美女YouTuberりんだった。
北海道の知床で、ガスの通っていない一軒家にひとりで暮らし、「りんの田舎暮らし」という登録者数40万人を超えるYouTubeチャンネルを持つとか。
彼女の紹介でその動画も流れたが、チェーンソーで木を切る姿に、明石家さんまが「木、切って、あれをどうしたの?」と素朴な質問。すると「担いで家に持って帰って、斧で小さくして、薪ストーブに入れて、料理とか…」と答えるりん。その声は消え入りそうにか細く、話している間もどこかキョドっている感じだ。
さんまもいつもなら「もっと大きい声で喋れや~」などとスパルタにやるのに「はぁ~、凄いなぁ」と優しい。
さらにその後、トークの流れでさんまが「りんちゃん(住んでるとこの)近所はどのくらい離れてるの?」と聞くと「隣はけっこう離れてます。見えないくらい」。最も近い民家でも見えないくらい遠くにしかなく、一日中誰とも話さないことも普通にあるそうだ。
家にテレビはなく、YouTubeも自分の動画をアップするだけでほとんど見ないため、移住してきた一昨年12月以降のことは、よくわかっていないそうだ。
そんなキャラクターに興味津々のさんまが「でも、危ない目に遭うやろ。熊とか出るでしょ」。すると「熊は出るんですけど、知床の熊はけっこう優しくて」とりん。それを聞いたサバンナ高橋が「そんなことないって」とツッコミを入れ、さんまも大ウケだ。
さらに、キタキツネを抱っこしたというりんの話を、優しい目をして聞いていた。
「いつかは田舎で、一人でひっそり暮らしたいなっていうのを元々、思ってて…」と、田舎暮らしのきっかけについて話すりんは、恋愛にも興味がないという。さんまが「今日を境にな、変わるかもわからんな」といつものノリで、恋愛対象として自らをアピールする。恥ずかしそうに手で顔を覆うりんに、スタジオは「カワイイ!」と声を上げ、さんまも大喜びだったのである。
サバンナ高橋が「誰か(家に)呼びたいとか、遊びに来て下さい、とかないの?」と質問。りんは「できるなら、誰ともかかわらないで、本当は(過ごしたい)」と答え、今回の収録に参加することも苦痛だったと明かすが、「この仕事が決まった時から、ずっと心の片隅にさんまさんがいて…」。
これに気をよくしたさんま、胸を手で押さえながら「どうしよう! 心の片隅に僕がいた? 心の片隅のさんまちゃんは今、どこにいるのかな。胸のど真ん中にいるんじゃない?」と大ハシャギ。
日頃はYouTuberに対して「テレビの敵だ」と、なにかと当たりが強いさんまだが、りんには珍しく好意的な対応。りんに瞬殺され、ドハマリしてしまったようだ。
(堀江南)