「週刊アサヒ芸能」で大好評連載中の「白鵬本紀」が、10月20日号(10月11日発売)でついに最終回を迎える。そして、現在発売中の10月13日号では、最終回直前にふさわしい極めて「重要なテーマ」を扱っている。
それは、白鵬が常に問われ続けた「横綱の品格」だ。
84場所という、最長の横綱在位ながら、白鵬は、日本人が思い描く横綱像とは違っていた。
「横綱は絶対に負けてはならない」と考える白鵬の使命感の表れは、時として、世間を騒がせることになった。
例えば、白鵬の立ち合いについて批判が集中したことは1度や2度ではなかった。勝つための手段として「かち上げ」をする白鵬に、「品格」が問われてしまうのだ。記者はこのように質問して白鵬を困らせた。
「あの立ち合いのかち上げは、プロレス技のエルボーに近く、横綱としての品格を問う声が出ています」
これに対し白鵬は、「でも、それは相撲の技の1つとして存在しているわけだし…」と反論するしかないのであった。
そして、2017年十一月九州場所11日目の結びの一番。
これまで全勝の白鵬だったが、関脇・嘉風にもろ差しを許し、力を抜いた状態で寄り切りで敗れてしまった。しかし、白鵬は「立ち合い不成立」を主張し、約1分間にわたり、アピールすることになる。このアピールもまた「横綱らしくない」と波紋が広がることになった。
さらに騒動は続く。結果的には、この場所で40回目の優勝を飾る白鵬だったが、その優勝インタビューでの、観客への「万歳三唱」の促しが、またしても物議を醸すことになったのである。
バッシングはおさまらず、ついに四面楚歌となる白鵬。だが、そんな白鵬に、師匠・宮城野親方は「ある秘策」を伝授するのであった。その秘策とはいったい何だったのか。
「週刊アサヒ芸能」10月13日号で、それは明かされる!