悪魔のシナリオが進行している。開始から7カ月余り、ドロ沼の戦いが続くウクライナ戦争で「東・南部4州の併合」を強行したロシア。しかし、戦線では相次ぐ撤退で苦戦を強いられ、挙句の果てには究極兵器の使用が現実味を帯びているというのだが…。
専門家3人が分析する狂気のプーチン核戦術の詳細を、発売中の「週刊アサヒ芸能」(10月20日号)が報じている。
国際部デスクが戦況を解説する。
「一時は苦戦が報じられたウクライナ軍ですが、9月に入ってからの反転攻勢が顕著です。9月10日には北東部ハルキウ州イジュームを奪還した勢いは止まらず、そのまま東進。9月末にはドネツク州に攻め込み、東部地区への補給の要衝であるリマンのロシア軍を完全包囲すると、10月1日には奪還に成功しています」
住民投票による合意を得たとして4州併合を一方的に宣言したものの、すでに7~8万人の死者・負傷者を出しているロシア軍は、予備役30万人を招集する「部分動員令」を発動。これに国内は抗議デモが相次ぎ、国外脱出者までが続出した。その数は当初の20万から120万人超と、増加する一途なのだ。
追い詰められたプーチン大統領は「アメリカは日本に対し、核兵器を2回使用した」などと、核攻撃を脅し文句に。これに呼応するように10月3日、イギリスの「タイムズ」紙は、国境付近で核実験を準備する動きが見られると伝えている。
もはや崖っぷちに追い詰められたプーチンは、破滅の核ボタンをいつどこで押すのか。「週刊アサヒ芸能」で明かされている全貌が気になるところだ。