女子アナカレンダーの起源は08年秋にさかのぼる。フジテレビの深夜番組「アナ★バン!」で写真部出身の中野美奈子が同僚アナを激撮し、ノリで商品化したところ大ヒット。これが民放各局に広まったのだが、最新カレンダーを手に取れば、2023年の「推し候補」や局内序列がババン!と浮かび上がった。
例年にも増して“シャレオツ”な「フジテレビアナウンサーカレンダー2023~Aurora~」が大好評発売中だ。今回で2年連続となる美女アナ軍団とファッション雑誌「JJ」(光文社)のコラボレーションで、実に華やかな作品に仕上がっている。フジテレビ関係者が語る。
「今年のカレンダーは堤礼実アナ(28)と鈴木唯アナ(28)の入社7年目コンビがプロデュース。各月の配置、衣装や構図、ヘアメイクからポージングに至るまで細部に趣向を凝らして制作したようです。中でも、総勢17名の女子アナたちが色鮮やかなパステルカラーのカットソー姿で並べられた表紙は壮観。『JJ』のスタッフ監修下で、可愛いと柔らかいをコンセプトにした“モテ顔メイク”を施されています」
タイトル通り、表紙からオーロラさながらの“絶景”が拝めるわけだ。そこから1枚めくった1月に登場するのは、カメラを片手に微笑を浮かべる宮司愛海アナ(31)。まるで同じ空間にいるかのような「彼氏目線」のアップショットは眼福ものだが、フジ関係者は「局内の『序列』が明確に出ていますね」と神妙な面持ち。カレンダー制作の内情をこう明かす。
「22年度の1月が、目下売り出し中の佐久間みなみアナ(24)だったように、トップバッターはその年のフジの顔になりうる人物が選抜される慣習がある」
9月9日、堤アナはカレンダーの登場順について、YouTube公式チャンネルの生配信で、
「去年1人だった人はペアにしたり、ペアだった人を1人にしたりバランスを見て‥‥」
と語って、他意のないことを強調していたが‥‥。
「アナウンス室の内情を知るプロデュース側の2人が前例を忖度して、エース格の宮司アナをトップに据えたのは間違いないでしょう」(フジ関係者)
宮司アナといえば、加藤綾子(37)からバトンを引き継いで帯番組「Live News イット!」のメインキャスターに就任したばかり。カレンダーに続いて夕方の視聴率戦争でもトップ奪取なるか!?
対して、ラストの12月を飾るのが永島優美アナ(30)。大トリに選出された意外な理由とは?
「来年10年目を迎える永島アナはカレンダーを卒業します。そのラストにふさわしい花道を後輩2人が用意したともっぱら。2人にとって永島アナは、新人の頃から『めざましテレビ』で世話になった大先輩。カレンダーの写真は、肌のツヤ感や小道具のキャンディーなど、細部にまでこだわり抜いた1枚のようです」(フジ関係者)
カレンダーひとつで、先輩後輩の上下関係も丸わかりなのである。