看板アナの去就に注目が集まるテレビ朝日はどうか。9月に実業家男性との結婚を発表した、弘中綾香アナ(31)の後継者育成に四苦八苦の様子。民放局ディレクターがため息まじりに解説する。
「長らく弘中アナ一強体制が続いていますが、年齢的にもいつ一線を退いてもおかしくない存在です。局としては、エースアナの出世コースと言える『ミュージックステーション』のサブMCを10月まで務めた5年目の並木万里菜アナ(26)を『ポスト弘中』に当て込んでいたようです。ところが、局内で“地味アナ”と揶揄されるほど世間での知名度はイマイチ。番組を引き継いだ新人の鈴木新彩アナ(22)にしても、顔と名前が売れるのは何年も先の話でしょう」
未来のエースは報道畑から掘り起こすしかない──。そんな局内事情が色濃く表れているのが発売中の「週めくりカレンダー2023 アナウンサーズ」である。民放局ディレクターが続ける。
「表紙のセンターに抜擢された渡辺瑠海アナ(25)こそ『ポスト弘中』の筆頭格ですよ。昨年秋、入社2年目にして『報道STATION』に抜擢されたのも将来のエース育成のため。大越健介キャスター(61)と小木逸平アナ(48)のフォローもあって、メキメキ実力をつけてお茶の間の知名度も上々。23年は同期でスポーツコーナーを担当する安藤萌々アナ(24)とともに飛躍の年になりそうです」
肝心なのはカレンダーの中身。情報番組の制作スタッフに分析してもらうと、
「渡辺アナは4月と10月の2カットを収録。いずれも一緒に休憩時間を過ごしている気分にさせてくれる“癒やしショット”です。中でも桜の木をバックにした4月は垂涎もので、エメラルドグリーンのブラウス越しに豊満なバストを確認。そして、春と冬に2回登場する安藤アナは彼氏とのデートを想起させる“オネダリショット”。真っ赤なマフラーに首を埋めて、『今日は帰りたくない』と言わんばかりの表情です」
推し候補は若手に限らない。テレ朝関係者いわく、
「1月にお淑やかな着物姿でほほ笑む松尾由美子アナ(43)です。若手メインのカレンダーにおいて、1月や4月の節目の月に配置されるベテランは幹部候補と言われています。実際、松尾アナのアナウンス技術は局内随一。育児優先のシフトを敷きながらも、夕方の帯番組『スーパーJチャンネル』のMCを任されている。いずれは、役員待遇に昇進した大下アナと同じルートをたどるのでは」(テレ朝関係者)
若手とベテランが噛み合う盤石の布陣のようだ。