たった一夜で芸人の人生を変えてしまうほどの影響力を持つ「M-1グランプリ」。優勝前と後では生活が一変する。昨年の王者である錦鯉も、そんな激変の瞬間を体験したという。
錦鯉の渡辺隆が「M-1優勝の夜」について明かしたのは、11月8日放送の「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)でのことだ。それによると、M-1王者に輝き、その後は配信の仕事などをして、全て終了したのが翌日の午前3時。午前5時には朝の情報番組に出演することが決まっており、休憩時間はわずか2時間だった。そこで、都内のホテルで体を休めることに。
しかし優勝の興奮もあって、全く寝付けなかった渡辺は喫煙所に行き、一服しようとした。すると、そこにいたのがマネージャーで「隆くん、これ見て」と携帯電話を差し出した。
その携帯電話はコールが鳴り止むことがなかったという。渡辺はマネージャーと2人で電話が振動する様子を見ながらタバコをふかした、と明かしたのである。
メインMCの村上信五は「カッコいい…」と、ひと言。改めてM-1のすごさを痛感したようだ。週刊誌記者が語る。
「M-1で優勝した瞬間からマネージャーの携帯電話が鳴り止まなくなるというのは有名な話で、歴代の王者が経験していますね。ただ、それを見ながらタバコをくゆらせたというのは、渡辺が初めてではないでしょうか。人生が変わる瞬間を感じながら吸うタバコは、さぞウマかったことでしょう」
一度でいいから、そんな夢のような体験をしてみたい。