Amazonオリジナルドラマ「A2Z」で、2年ぶりに連ドラで主演を飾る深田恭子。夫の不貞をキッカケに、自らもひと回り以上も年下の郵便局員との禁断の関係に興じる妻を演じる。
深田は昨年5月に適応障害の治療のために休業。そこからわずか3カ月で仕事に復帰した。今も体調面を不安視する声があるが、芸能関係者が当時の様子を振り返って、
「休業当時に撮影していた映画『ソーシャル・クライマー』の現場では、監督の指示を理解できずにNGを連発したり、控室でも終始無言でうつむいてばかりでした。事務所は最低1年を休養期間に充てる予定だったそうですが、深キョンたっての希望で、復帰を前倒ししたといいます。しばらくは無理をさせないために、仕事をセーブしていたようですが」
だがもはや、そんな心配は無用のようだ。復帰作の撮影現場では、元気を取り戻した深田の姿が確認されていた。ドラマ関係者が明かす。
「深夜にまで及ぶ撮影が続きましたが、毎朝『おはようございます!』とシャキッとした挨拶で現場入りし、周囲を安心させていました。時には座長として、場を和ませるシーンもありましたよ。セリフがわずかに飛んでNGを出した時は、監督に向かって『お願い!』と手を前に組んで、OKを懇願するポーズでアピール。茶目っ気たっぷりの仕草に、スタッフからも笑みがこぼれていましたね」
同様に共演者とも、積極的にコミュニケーションを取っているようで、
「ある日の撮影では、親友役の木南晴夏さんが付けていた、スカーフ型の首に巻けるマスクに興味津々の様子でした。『これなら首も焼けなくて済むじゃん』と、その機能性を大絶賛。この日の撮影では木南さんの誕生日をお祝いしたのですが、深田さんが自ら用意したパン皿を渡して祝福。事務所の先輩のサプライズに『パン・コンシェルジュ』の資格を保有するほどのパン好きで知られる木南さんは、感無量でしたね」(前出・ドラマ関係者)
アッと驚かされるのは、共演者だけではない。別の撮影現場では、前触れなくリサイタルが開催される一幕もあった。
「その日は、横浜にあるホテルのバーでの撮影でした。常設されたピアノを見つけるや、小走りして演奏してくれたんです。ちょうどカメラ機材のセッティング中で、スタッフがせわなしく動き回るタイミングでした。それだけに、一服の清涼剤となって、現場の殺伐とした空気感が一変。スタッフ一同、心の中で拍手喝采を送っていました」(芸能関係者)
やっと心も体も回復したようで、復帰作の熱演が復活の狼煙となるに違いない。