毎年恒例のORICON「好きな女性アナウンサーランキング」が発表され、テレビ朝日の弘中綾香アナが4年連続1位の快挙を達成した。この結果を、女子アナウォッチャーは次のように分析する。
「弘中アナは、9月末に資産17億円とも囁かれる気鋭のベンチャー社長と電撃婚。人気への影響も心配されましたが、もはやそれぐらいのことではビクともしないほど、視聴者の信頼を得ているということ。仕事ぶりも以前と変わらずサービス精神に溢れていますし、その座を脅かしそうな若手も見当たらない。その地位はまだまだ安泰でしょう」
となると、1年後には同ランキングで5度も1位に輝いた高島彩、水卜麻美アナに続く3人目の「殿堂入り」を果たすのも、ほぼ間違いなさそうだ。
一方で注目すべきは、TBSアナの躍進だ。江藤愛アナは昨年の8位から3位にジャンプアップし、田村真子アナは8位で初のランクインとなった。前出の女子アナウォッチャーが、その背景を解説する。
「江藤アナは、20代の頃は同期の田中みな実の影に隠れがちでしたが、優しい笑顔と安定感ある仕事ぶりで、じんわりと視聴者に安心感を与えるようになった。加えて音楽番組では、パツンパツンのデニムでテンション高めの姿を見せるようになり、好感度が上昇。長年、エース不在と言われてきたTBS女子アナの顔になったので、当然のランクインです」
一方の田村アナは、朝の情報番組「ラヴィット!」で視聴者に顔と名前を浸透させたのが大きいという。
「昨年春にスタートした『ラヴィット!』はニュースを一切扱わないことから、開始当初は『朝にはそぐわない』と散々な評価でしたが、新型コロナやロシアのウクライナ侵攻、最近は旧統一教会問題などのニュースに辟易している多くの視聴者を取り込みました。麒麟・川島明の包容力ある司会ぶりと、いつもニコニコ明るくキュートな田村アナの存在が番組の柔らかな空気を作っていますから、こちらも納得のトップ10入りですね」(前出・女子アナウォッチャー)
この躍進がいつまで続くか見モノだ。
(露口正義)