12月23日放送の「ミュージックステーション SUPER LIVE2022」(テレビ朝日系)で予定される、工藤静香と長女のフルート奏者Cocomiの共演に呆れる声が広がっている。
同番組は年末の大型音楽プログラムとして、同日午後5時から約6時間にわたり放送される。60組超のアーティストが歌声を披露するが、目玉の「スペシャルコラボ」で工藤とCocomiが共演し、中島みゆきの「糸」をカバーするという。これにテレビ誌記者は眉をひそめ、こう話すのだ。
「今回、工藤が披露する歌は2曲で、『糸』とは別にソロで歌う予定の『慟哭』は93年の大ヒットシングルで、作詞は中島。他にも中島が作詞や作曲をして、工藤に提供した楽曲は複数あります。そんな関係から、工藤は中島の楽曲をしばしばカバーするんですが、この評判があまりよろしくない。理由は単純に、中島による特徴のある歌声の曲が中島にしかハマらないという印象の強さと、歌唱力の違いがあるのでしょう。昔からの中島ファンからは、気持ちよさげに中島の曲を歌う工藤に違和感を覚える、という指摘が少なくないんです」
重ねて不評なのが、Cocomiに漂う「ゴリ押し」感だ。「Mステ」初出演となるCocomiは、工藤との共演の他にも、同じテレ朝のクラシック番組「題名のない音楽会」とのコラボで、俳優・前田公輝と、声優・内田真礼とともに、この日の「Mステ」特番内の「ディズニーメドレー」企画に参加するというのだ。前出のテレビ誌記者は、
「Cocomiはまず、昨年9月に『西本願寺音舞台』で工藤と初共演し、今年4月にはプロフルート奏者としてデビューアルバムをリリース。5月の『題名のない音楽会』で初出演を果たしたかと思えば、9月にはNHKの『SONGS』で再び母娘共演と、絶賛売り出し中です。こうした流れから、今回の『Mステ』共演は、工藤が24年ぶりに出場する大みそかのNHK紅白でも、工藤が歌う段になってCocomiが登場するといった演出を盛り上げるための『伏線』ではないかとも言われています。ただ、Cocomiのフルートの実力について、一部の音楽関係者からは『まだ音大生レベル』との指摘も。強引に売り出しているとすれば、それが本当に彼女のためになるのかどうかは、はなはだ疑問です」
「露骨な親の七光り」イメージとなって、裏目に出なければいいが。