芸能

工藤静香とCocomi「紅白共演」で起きていた「珍現象」のハレーション

 NHK紅白歌合戦で母娘共演を果たした工藤静香とCocomi。だが工藤が登場するのと同時に、日本全国で「珍現象」が起きていた。

「女性向けネット掲示板『ガールズちゃんねる』や『5ちゃんねる』のサーバーに負荷がかかり、投稿できなくなったのです。やっと投稿できるようになったと思ったら、今度は工藤とCocomiを礼賛するコメント一色に…」

 こう明かすのは、ネットライターだ。続けて、

「規制を受けなかったサイトには、ネットユーザーから『恣意的にサーバーに負荷をかけて、批判コメントを書き込めなくなるようにしたのではないか』と疑惑のコメントが寄せられました」

 工藤とCocomiには、ネット上の批判に神経質になる事情がそれぞれにあるのだという。テレビ関係者が言うには、

「視聴者の反発を買い、ブランド離れが起きることは避けたいのです。工藤は紅白でルイヴィトンのドレスとジュエリー、ヴァレンティノのドレス、フェンディのドレスにブルガリのジュエリーと3回の衣装直しをし、自身のSNSでもPRに余念がなかった。女性ネットユーザーに否定的なことを書かれると、工藤のみならず、次女のモデルKoki,の芸能活動にも支障が出てくる」

 一方のCocomiについても、

「桐朋学園大学ソリストディプロマコースに入学すると、元日に発表しました。桐朋学園は14年の『佐村河内守ゴーストライター騒動』でのイメージダウンが大きく、卒業生から怒りと不信を買いました。全国の音楽教室で指導する卒業生達に『あんな騒動を起こした母校には、自分の大事な教え子を送れない』とまで言われたほどです。Cocomiの音楽家としての実力は、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の特番、NHK紅白での演奏でわかる通り。キムタクと工藤の長女という『広告塔』として期待されているにすぎないのでは」(クラシック音楽界関係者)

 なんとも手厳しいが、

「クラッシックファン、子供や孫を音楽大学に入れたいと願う富裕層、インテリ層は紅白歌合戦なんて見ません。NHK交響楽団の『第九』(Eテレ)を視聴するわけです。Cocomiの金色フルートは数百万円から1000万円以上するような、職人手作りのパウエル社製とみられますが、はたしてN響やウィーンフィル、ジルベスターを見ずに、紅白を視聴するようなベタな視聴者層に、パウエルやブランドドレスの広告効果はどれくらいあるのか」(前出・クラシック音楽界関係者)

 華々しい舞台での母娘共演が思わぬ方向でハレーションを起こしたのは、なんとも皮肉なことである。

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