モデルとして人気者だった佐々木希(26)だが、女優転身後の評価はイマイチ。演技が硬いだけでなく、脱ぎそうで脱がない女優としてガッカリさせてきた。が、最新作では一転、みごとな脱ぎを披露して「今度はイケる」と話題を呼んでいる。
「シャワーシーンもあります‥‥」
映画公開前に、内容について恥ずかしそうにインタビュー取材に答えた佐々木。当然ながら「シャワーシーン=裸」を想像させるだけに、それだけでも映画を観る価値はありそうだ。
佐々木が主演した「呪怨─終わりの始まり─」(ショウゲート、全国公開中)は、シリーズ10作目の人気ホラー映画。物語では、小学3年生の学級担任を急きょ任された佐々木扮する新米教師の結衣が、不登校を続ける生徒・佐伯俊雄の自宅を訪問する。だが、その家の中に足を踏み入れたら最後、全員不可解な死を遂げる「呪われた家」だった。
待望のシャワーシーンが登場するのは、映画開始から1時間を過ぎたあたり。自宅の風呂場からシャワーの音と鼻歌が聞こえ、スクリーンに佐々木の背中が大きく映し出される。きめ細かくて柔らかそうな白肌は、09年の初主演映画「天使の恋」(ギャガ)のポスターで披露して話題になった「背中ヌード」の時よりかなり色気を増していた。
ゆっくり振り向いて真正面を向くと、今度は上半身がアップに。シャワーを持った左手を右側に移動させながら、器用に胸を隠すので、乳首や乳房の形を確認することは難しい。それでも鎖骨のくぼみやほっそりとした二の腕を堪能することはできる。
場面は変わり、同棲している彼氏役の青柳翔(29)が、「呪われた家」に行ってから様子がおかしい結衣を心配して帰宅する。
「結衣!」
大声で名前を呼びながら寝室に入ると、結衣はベッドで寝ていた。しかし、なぜか掛け布団がかかった下半身あたりが膨らんで、モゾモゾ動いている。さらに佐々木の表情はといえば、眉をひそめ、口は半開き。まるで誰かに股間を責められているような顔なのだ。
彼氏が掛け布団をめくると、ホラー映画らしくそこには誰もいなかったが、布団を剥がされた佐々木はピチピチのグレーのスエット姿。シャワーシーンでは拝めなかった推定Cカップのおわん形の胸の形もハッキリわかるのだった。
映画評論家の秋本鉄次氏は、こう評価する。
「昨年公開された『風俗行ったら人生変わったwww』(セディック)では、風俗嬢役なのに全然脱ぐ場面がなくて驚きました。それに比べ、今回はシャワーシーンとはいえ、脱いだことは女優として成長の証し。佐々木さんは年齢的にも岐路に立っている。次の一手で完脱ぎの濡れ場を演じて、女優としての覚悟を見せてほしい」
これまでの佐々木は役者として大根役者のレッテルを貼られ、「セリフなし」「遺影のみで登場」といった演技不要の作品に出演することさえあった。
「今回は、演技が下手でもホラーなら何とかなるだろうと起用されたそうです。それが思いのほか恐怖にひきつる表情がよくて、期待以上の演技でした」(映画関係者)
と、演技力もここに来て開花したノゾミン。演技も濡れ場もできる女優として、ますます突き進んでほしいものだ。