少し前のことになりますが、俳優の古田新太さんがバラエティー番組に出演した際、「そういう帽子ってどこで見つけるんですか」と聞かれていました。彼がよく被っている、メタルでロックな雰囲気いっぱいのトゲトゲ帽子を指しているのですが、古田さんは「必要としている人間には目につく」と答えていました。つまり「それ、どこで見つけるの?」と疑問に思うような人は「それ」に対する関心や必要性がそもそもないから見つけられない、という考えのようです。
さらに、携帯電話を持っていない古田さんは「『公衆電話なんか今、ないでしょ』と言われるけど、自分は必要としているから目に入る」とも。病院には必ずあるとのことなので、緊急時には病院を目指しましょう。
さて。そんな公衆電話がカプセルトイになりました。その名も「NTT東日本 NTT西日本公衆電話ガチャコレクション 新装版」(タカラトミーアーツ/1回300円)です。
ラインナップは(1)新型赤電話機、(2)MC-3P・アナログ公衆電話、(3)MC-D8・アナログ公衆電話、(4)DMC-7・ディジタル公衆電話、(5)金色の公衆電話機、(6)デュエットホン、(7)公衆電話機用スタンドの全7種類。以前にも公衆電話を模したカプセルトイは発売されておりますが、今回は(7)が追加されています。
いずれも手のひらサイズではありますが、受話器はフックから外せますし、ボタンも押せます。赤電話はダイヤルを回することもできます。細部にわたって見事に再現されています。
とりわけ(5)はレアアイテム。「当時の皇太子さまと雅子さまのご成婚に際し、パレードの沿道にある公衆電話を金色に塗り替えた記念カラー」であり、現在は設置されていないそうです。
今回ゲットできなかった(6)もレアアイテムで、1台の公衆電話機に受話器が2つ付いているものです。実物を見たことがある方います?(ちなみに電話を持っているE.T.は別商品ですので悪しからず)
カプセルに同梱されている説明書には「緊急時や災害時など、いざというときのために、公衆電話を使えるようになろう!」と記載されており、「公衆電話のかけ方」や公衆電話の設置場所が検索できるQRコードなどが書かれています。
そういえば、最近の子供たちは公衆電話のかけ方を知らないそうなので、このガチャガチャで練習するといいかもしれません。
(カプセルタロウ)