“号泣男”野々村竜太郎氏が兵庫県議会議員を辞職してから10日余りがたつが、いまだに姿をくらましたまま。トータル1000万円以上の政務活動費の不透明支出についてもまったく説明責任を果たさず逃げ回る“号泣男”野々村竜太郎氏が兵庫県議会議員を辞職してから10日余りがたつが、いまだに姿をくらましたまま。トータル1000万円以上の政務活動費の不透明支出についてもまったく説明責任を果たさず逃げ回る
「まあ、人前で釈明するのにメソメソするなんてのは、まず男として最低やろ。涙を流すのは、親分がなくなった時ぐらいなもの。恐らく自分でも感情のコントロールができないんだろうな。まず、我々なら、世の中の理不尽さを覚えてもろうて、そこから清濁併せ飲んで己の道を極めていく。まず、野々村は、今回の件の落とし前をつけないといけませんわな。そのためには、風俗の呼び込みをやって世間の冷たい視線を浴びたほうがいいんちゃうか。中にはいいお客もおるが、酒の入った酔っ払いだと、蹴りを入れてくるヤカラもいる。でもジッと我慢の子や。あれだけ顔が売れた全国区が、もう一度、一からやり直すならそれぐらいの誠意は見せないと周囲も納得せん。それに呼び込みの仕事はコツが必要だ。そういった社会経験を積めば、10日もすれば、あの甘ったれた表情も見違えるようになる。ヤツには、圧倒的に社会経験が不足しているからな」
そう熱く語るのは、広域ヤクザ組織の幹部だ。
野々村氏といえば、兵庫県議会が、これまで2度にわたって事情聴取をしてきたが、不可解な切手代や日帰り出張費などの使いみちについて明らかにしないことから調査を打ち切り、政務調査費について虚偽公文書作成・同行使容疑で兵庫県警に刑事告発。今後は捜査当局による全容の解明が待たれるばかりだが‥‥。
「野々村氏は政務活動費の返還については応じる構えだが、あくまで金の使いみちについては口を閉ざすばかり。一切の説明責任を果たさず、一方的に『刑事告発されましたことに、真摯に深刻に受け止め、非常に反省しています』とブログで書いたきり、野宿などをしながらもマスコミの追及から逃れようとしている。ただ、スマホで自分の評判をかなりマメにチェックしているようで、ツイッターやSNS(口コミサイト)などでも自分に対する書き込みを見て、ブツブツ言っている姿も目撃されています」(社会部記者)
だが、ヒットマンよろしく、いつまでも逃亡生活を続けていてもラチが明かないのはヤクザ同様、政治の世界も同じこと。一刻も早い謝罪と説明こそが、騒動の鎮静化につながるのは言うまでもない。前出・ヤクザ幹部が諭す。
「恐らく野々村ちゅうのは、ちゃんと人とコミュニケーションができんのとちゃうか。だからこそ、どこか誠意を感じない釈明に終始したんだろう。ヤクザの世界で交渉ゴトはカッとしたほうの負け。今回、野々村はそのことを痛感しとるだろうから再度、会見したらエエ。頭丸めるなんてのもありやな。それで、ワシやったら、寝させずに想定問答して徹底的に解答を叩き込む。そうして一切、記者との質疑応答でも激情しないと誓約書も書かせて会見に臨むんや。指詰めの条件を入れてもいいかもしれん。そうしたら効果てきめんやろ。きっとヤツのこれまでの評価は一変や。そこから、再びやり直せばいい」
一方、関東系の組織を率いる組長は、野々村氏の最大の問題点は「彼には教育するボスがいなかったこと」と指摘。さらには、“ヤクザとしても十分活躍できる”と太鼓判を押す。
「ワタシの目から見たら、彼は十分にヤクザの資質があるよ。ただ、武闘派のヤクザは無理だわ。知能犯だよな。彼なら、“プロクレーマー”として、大企業なんかに次々クレームつけたら、恐らく総務のプロでも太刀打ちできないんじゃないか。それほど、人をどこか不快にする能力があるよ(笑)。それは、彼の長所だし、稼げる資質はあるぞ。街宣車に乗せて、野々村が問題企業の本社に現れて、あの調子で3時間も辻説法したら、すぐに企業も音を上げるだろう。取り押さえられそうになったら『ぐわぁぁぁ』と叫べば、格好のニュースにもなるぞ」
最後に、前出の広域組織の幹部が、婚活についてこうアドバイスを送る。
「野々村は、結婚していなかったんやろ? 何なら外国人のホステスと偽装結婚して、ヒモとして暮らすのもいいかもしれん。これまで女にモテなかった分、情熱的な外国人女性なら、彼も人生やり直せるんちゃうか。何なら中国でもロシアでも紹介するぞ。いつでもウチに来てもらってもいいぞ」
今後は、詐欺での立件も時間の問題と言われる野々村氏。「第2の人生」に際し、ヤクザ界からの提言を大いに参考にしてみてはどうか。