梅沢富美男が莫大な借金と返済事情について衝撃告白した。
それは「枯れない秘訣」をテーマにトークを展開した4月1日放送の「おかべろ」(カンテレ)でのこと。
枯れないモチベーションについて「抱えているものが大きいから」と答えた梅沢は、大衆劇団「梅沢劇団」を座長として率いていることを挙げて「コロナの時は大変でしたけどね」とポツリ。
さらに借金が10億円以上もあったと明かしたのだ。
先代座長の兄・梅沢武生さんが騙されたことによる借金だそうで、母親のために建てた家、兄の家を売っても、残りは6億円あったといい、
「弁護士さんは『お兄さんに破産宣告させるべき』ですって。そんなのさせられる? 兄貴に。劇団を一生懸命支えてくれて、俺たちを役者にしてくれた大事な人に。だから『いいです、私が借金背負います』と。母ちゃん(妻)に話したら『いいじゃない、お父さんがやりたいならやんなさいよ。私、応援してあげるから』って」
妻の理解の上で、借金を肩代わりしたというのである。
ちなみに、全額完済したのは一昨年。梅沢が返済を終えた際に報告すると、礼を言いつつ安堵した様子だったという兄は、昨年1月に亡くなった。芸能ライターが語る。
「芸能人の借金返済では、加山雄三の23億円や、矢沢永吉の35億円、さだまさしの35億円が有名ですが、梅沢がバラエティー番組やCMに出まくったのは、こういう事情があったからでしょう。その結果、出演する『プレバト!!』(TBS系)では俳句の永世名人となり、句集を発売するまでに。この番組の影響で、子供からファンレターが来るようになったといいますから、逆境が新境地を開いたと言えます」
梅沢が凄いのはもちろんだが、支えた奥さんも大したものである。
(鈴木十朗)