「Breaking Down7.5」が3月31日に行われた。「.5」シリーズは、通常大会で残った伏線の回収や、中途半端になっているストーリーの決着編などとして定着。今回は2月19日に行われた「BD7」の判定に納得がいかない啓之輔の要求により、ジョリーとの再戦がメインに組まれていた。
格闘技ライターが語る。
「『BD7』では、啓之輔の試合の判定以外にも曖昧なレフェリングが数多く見られ、SNS上で多くの議論を呼びました。5月の『BD8』では韓国との対抗戦が予定され、イベント規模がどんどん大きくなる。トラブルを避けるため、また選手の安全面でも、より厳格なジャッジが求められることは間違いありません。『BD7』の反省と課題を今回の『7.5』でどのように修整してくるのかが、試合の決着とともに注目されていました」
しかし全8試合が行われた7試合目までは大きな混乱なく進んだものの、メインの啓之輔VSジョリーで、またもや謎のジャッジが飛び出したのだ。
「第1R、ジョリーの左フックをもらって啓之輔がダウンを喫しましたが、ジョリーは勢いのままに追撃を加えたために、レフェリーから『ダウン取り消し』が宣言され、試合が再開されたんです。さすがに『謎ルール!』とファンが声を上げました。ダウンは明らかに追撃によるダメージではないので、ダウンはダウン。そもそも追撃は反則ですから、少なくともジョリーに警告や減点が与えられるなら、視聴者はわかりやすかったでしょうが」(前出・格闘技ライター)
レフェリングのお粗末ぶりが改善されていないことが、思い切り露呈してしまったのだ。
「試合後に運営サイドから『ダウン取り消し』への明確な説明はなし。キックボクシングルールの試合のジャッジに柔道出身の女子プロレスラー・神取忍を採用しているのも『?』でしたし、まだ課題は多い」(前出・格闘技ライター)
そろそろちゃんとしましょう。