今週はボートレース福岡(福岡県福岡市)で「ヴィーナスシリーズ第1戦・マクール杯」(4月8日【土】~13日【木】)が開催されます。
私が注目するのは、産休から復帰したばかりの地元福岡支部の2人、小野生奈さん(B2級)と、竹井奈美さん(B2級)です。
生奈さんの復帰戦は男女混合戦の「ニッカン・コム杯」(3月24日~27日/@ボートレース若松)でした。昨年の2月以来、1年1カ月ぶりの実践でしたが、初日4Rでは3コースからトップスタートを決めて、いきなりのまくり勝ち。準優勝戦では惜しくも3着に敗れてしまいましたが、シリーズ3勝を含むオール3連対は、さすがです。
生奈さんといえば、スタートの速さやアグレッシブな走りに定評がありますが、いつも明るくて“元気印”のイメージ。ピットでも宿舎でも生奈さんの周りには笑い声が絶えません。
私がデビューした当時の新人訓練のあとだったと思いますが、同期に妹の小野真歩ちゃん(20年12月に引退)がいたので、女子のみんなで小野家に泊まりに行ったことがあるんです。急な話にもかかわらず、お父さんもお母さんも笑顔で迎えてくれて、みんなで雑魚寝をしたことを覚えています。きっと、あの生奈さんの笑顔と笑い声は、親譲りなんでしょうね。
竹井さんはGIII「オールレディース LOVEFM福岡なでしこカップ」(3月7日~12日/@ボートレース福岡)で1年7カ月ぶりに復帰して、ここが5節目。その復帰戦を含んで2節連続で準優勝戦に進出されていますし、生奈さんの復帰戦「ニッカン・コム杯」に追加出場した3節目の最終日は連勝ゴールを決めるなど、ブランクをまったく感じさせない走りを披露されていました。
復帰戦の初日は「デビュー戦の時のように緊張していた」そうですが、竹井さんとは同い年なので、私が復帰する時は、いろいろと聞いてみたいと思います。
さて、私のほうですが、冷たい雨が続いたせいもあり、ずっと家で過ごす中、3月28日に2度目の結婚記念日を迎え、今泉クン(今泉友吾、東京、A2級)からレインボーローズの花束をもらいました。
白いバラに特殊な植物性の染料を吸い上げさせることで、花びら1枚1枚がカラフルに着色されるみたいです。花言葉は「奇跡」「無限大の可能性」。やっぱり花束は、うれしいものですね。
富樫麗加(とがし・れいか):1989年11月8日生まれ。東京支部所属。112期。A2級。13年のデビュー後、白百合女子大卒のお嬢様レーサーとして一躍人気者に。17年5月、ボートレース下関で行われた「トランスワードトロフィー2017男女W優勝戦」で初優勝。21年3月、ボートレーサーの今泉友吾選手と結婚。