元グラドルで一児の母の紗綾が自身のインスタグラムで、統一地方選挙における選挙カーに疑問を投げかけた。
「赤ちゃんの寝かしつけ中に、大音量で名前を連呼している選挙カーが家の横を走ると、はぁ…と思うのは私だけでしょうか。やっと寝てくれたと思ったら、選挙カーで起きる」
そんな苦しい胸の内を吐露したのだ。投票には行くとしながらも「でも今の時代選挙カーってどの程度効果あるん? 世のお母さんたち、どうしてる?」と続けている。
まだ幼い子を持つ母親にとってはなんとも悩ましい問題だが、実は選挙カーには十分な意味があるという。政治ジャーナリストが解説する。
「選挙時期になると必ず持ち上がるのが、選挙カー問題。紗綾に限らず、多くの人が『必要ない』と思っていることでしょう。しかし、選挙カーにはかなりの効果があるんです。大阪大学の研究グループが行った2005年の調査では、選挙カーが自宅の近くを通った有権者がその候補者に投票した割合は平均の2倍。通らなかった場合は平均のおよそ6分の1にとどまる、という結果が出ているのです。選挙カーには立派な集票効果があると言えますね」
過去にはお笑いタレントのだいたひかるの他、福田萌、吉木りさもブログやSNSで選挙カーに苦言を呈している。福田などは「絶対この人には投票しない!」とまで宣言していたが、意外にも投票で影響を受けている人は多いということだ。
(ケン高田)