「風間公親-教場0-」で9年ぶりに、フジテレビ月曜9時ドラマ枠に戻ってきた木村拓哉。「月9」の主演回数としては史上最多の11回を数えるキムタクは、初回放送日の4月10日、「めざましテレビ」の生放送に出演したのを皮切りに、ドラマ放送時間直前の「ネプリーグSP」までほぼ終日、フジテレビの番組内で番宣に明け暮れた。芸能記者が明かす
「SMAP解散後、ジャニーズ事務所に1人残った木村は、オートレーサーに転身して先日、見事な復帰劇を演じた森且行に『木村君とは連絡を取っていない』と断絶状態にあることを暴露されるなど、SMAPファンを敵に回してしまった感があります。代表作にしたかった東映70周年記念作『THE LEGEND & BUTTERFLY』は事実上の興行不振に終わった。原作ノベル累計55万部以上を売り上げた『教場シリーズ』の主人公をぜひとも代表作にしたい、という思いはあるでしょう」
昨春、テレビ朝日で放映されたドラマ「未来への10カウント」では木村初となる視聴率1ケタ台を記録。最終話でどうにか盛り返し、かろうじて平均視聴率を10%台にとどめることができたが、月9での失敗は許されない。
番宣出演した「ネプリーグSP」では、共演者の秘密まで明かされた。刑事役として出演する結木滉星が、昨年のドーハW杯で「奇跡の1ミリ」ゴールをアシストしたサッカー日本代表・三笘薫の兄であると、進行役のネプチューン原田泰造に暴露されると、結木自身も初めて、三笘の兄であることを公式に認めた。前出の芸能記者が解説する。
「結木は2018年の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で主演を務めた、いわゆる松坂桃李や綾野剛、横浜流星らと同じ戦隊出身俳優です。ドーハW杯から噂にはなっていましたが、兄弟それぞれ成功の道を歩んでおり、結木は今さら三笘の兄だと明かす必要もなかった。ドラマの話題作りとはいえ、プレミアリーグで活躍する弟まで巻き込んで共演者の個人情報まで晒すエゲツなさは『キムタクは格付け番組のGacktポジション』『近藤真彦化してる』と揶揄されています。『何を演じてもキムタク』の木村に対し、ジャニーズ事務所後輩のSnow Man目黒蓮が、聴覚障害者から時代劇までこなすカメレオン俳優として頭角を現している。今期の月9は木村にとって、視聴率をとれる俳優としての生き残りを懸けた『最後の1ミリ』になるでしょう」
ドラマの舞台である警察学校のルールは「失敗したら脱落」だ。