4月21日の中日戦で2回3分の2を4失点で降板。2試合連続の背信投球となったのは、阪神のエース・青柳晃洋だ。降板の夜、SNS上で「訴訟準備中」であると突然、ブチ上げた。
自身の公式インスタグラムで青柳は、ユーザーからダイレクトメッセージ(DM)に誹謗中傷が多数届いたと主張。「お前は負傷してシーズンを終えろ 病院でずっと過ごせ」「しんでくれゴミ戦犯」「ほんとにしんでください。まず顔が不愉快です」との記載をわざわざ晒し「メッセージを送るのは自由ですけど訴えられてからグダグダ言わないでくださいね。アカウント消しても意味ないので」と、毅然としたコメントを残した。
さらに「自分の不甲斐ない投球は自分が1番わかってます。ファンだからと言って何でも選手に言っていいわけではないです。ホントに応援してくれてる方には不甲斐ない投球が続いてしまいチームにも楽しみに球場に来てくれた方にも申し訳ないと思います!」 と自身のメッセージを残した。
球団関係者は青柳に理解を示しつつ、次のように語る。
「青柳は以前からSNSの誹謗中傷に悩み、厳しい対応を取ると決めたのだろう。コメントやDMを封鎖することもできるが、それでは一方的になり、SNSの良さが出ないのが悩ましいところ。既存のマスメディアと一線を画す媒体運営をやりたい思いを持つ選手も多い」
青柳に限らず、成績で全てが評価されるプロ野球界で、エースらしからぬ投球に厳しい声が殺到するのはやむをえない。だが一方で、対応が難しい事案なのである。