全日本選手権で優勝5回、五輪に3大会連続で出場して獲得したメダルは3個、さらに混合ダブルスでは世界一にも輝いた。まさに、日本女子卓球界を牽引してきた石川佳純(30)が引退を表明した。早くも「第二の人生」に注目が集まっているのだが‥‥。
石川が競技生活の一線から退くことを表明したのは5月1日のこと。突如、公式インスタグラムに、こんな文面が掲載されたのだ。
〈4月の大会をもちまして現役を引退することを決めました。最後の試合まで、これまでどおりに集中し全力で戦うために事前にお伝えすることができませんでした。今年に入ってからは大会ごとに「この試合が最後になるかもしれない」と思いながら臨み、今、自分の中ではやりきったという思いが強く‥‥〉
卓球に集中するため、一大決断を事後報告にするあたり、ストイックな石川らしい所作でもあった。スポーツ紙記者が解説する。
「若手の台頭があり、リスクを冒してでもサーブやレシーブを攻撃的に仕掛けるプレースタイルに変更。それが奏功して、東京五輪直後はパリ五輪まで現役を続けると見られていました。それだけに惜しまれる引退となりました」
5月18日に記者会見を開き、石川自身が引退に至った経緯を説明するという。その席で、「第二の人生」に関して言及すると思われるが、ジリジリするテレビ業界はどうやら会見まで待てない様子。民放局関係者が言う。
「各局がスポーツキャスターとしての起用を狙っています。『テレ東卓球塾』(テレビ東京系)にゲスト出演した際、現役選手ならではのマニアックな視点もありながら、的確な解説をしたことがあり、キャスターの素質は十分にあることが立証されていますからね。それに、2月の誕生日に三十路を迎えた節目にYouTubeに公式チャンネルを開設し、ファンからもらった自撮り棒に悪戦苦闘する姿を見せるなど、茶目っ気たっぷりの素顔も視聴者にウケることは確実です」
すでに争奪戦の様相を呈している。確かに現役時代からバラエティー番組に出演すれば、試合中には見せない姿を披露し、ファンをトリコにしてきた。それは美貌の面でも同様である。芸能ジャーナリストの沖直人氏がこう指摘する。
「7歳から卓球を始めた石川は、幼少期から世間の注目を集めてきました。当時はメガネにショートカットで、ちょっと野暮ったい雰囲気の持ち主でした。その姿を知っているだけに、20代半ばから女子力をグンと上げて、オンナとして成長した過程を知っているわけです。それゆえ、キャスターデビューとなれば、ますます美に磨きをかけるのではないでしょうか」
ことに石川のボディに関して、多くの注目が集まっている。芸能ライターが明かす。
「もとよりスレンダーな体型で程よく筋肉のついた脚線美を誉めたたえる意見が多かったのですが、最近はバストの方も‥‥。昨春にビールのネットCMに出演した際にブルーのワンピースで登場したのですが、その際に『巨乳化した』と称賛されました。まだまだ成長するのでは‥‥」
現役時代以上に期待される石川の“胸の高まり”から目が離せない。