「ゲーム実況動画」を巡るTBSの失態が、ゲーマーを直撃している。
発端となったのは、5月17日に宇内梨沙アナがYouTubeチャンネル「うなポンGAMES」に投稿した、人気アクションゲーム「SEKIRO」の実況動画。この日は問題なく配信を終えたものの、5月23日になって、前代未聞の騒動が勃発した。
「『SEKIRO』の実況動画は世界各国からアップされているのですが、このゲームのプレイ動画の投稿者に、TBSを申立人として、宇内アナの動画の著作権を侵害しているとの通知が、YouTubeから一斉に届いたんです。広告収益が剥奪されることから、通知を受け取った投稿者は猛反発。『どうしてTBSが権利を主張するのか』と怒りの声がSNSに溢れました」(テレビ関係者)
事態が動いたのは、深夜0時前の宇内アナ自身によるツイートだった。ゲームメーカーと通知が届いた動画投稿者に対し、
「サムネイルやタイトルなどを変更する上で、誤ってコンテンツIDについても変更してしまったということでした。現在、対応しています。重ねてお詫び申し上げます」
とTBS側の設定ミスであることを明かして謝罪したのだ。
続くツイートでは、
「私の意思としても、まずは何より事態の説明を優先したく、早急にお伝えできる私個人のアカウントでの発信となりました」
宇内アナは、制作スタッフが記した経緯の説明もツイッターに転載。午前1時過ぎの対応だった。
こうした彼女の動きについて、先のテレビ関係者は、
「スピーディーで誠実な対応に、動画投稿者もある程度は納得していました。本来であればもっと炎上していたのを、最小限で抑えた印象です。何よりも、24日は午前中から『ひるおび』の生放送があるので、普段なら宇内アナは寝ている時間。睡眠時間を削ったファインプレーですよ」
大きく株を上げた宇内アナなのだった。
(山倉卓)