新たな舞台は栃木県に。そして圧倒的有利な立場にいるのは、A.B.C-Zの河合郁人──。
いったい何のことかといえば、太川陽介と河合が激戦を繰り広げる「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅」のことである。最新回の第11弾が、6月7日に放送されるのだ。
栃木県における面積が大きな市町村は2ポイントというルールや、スタートとゴールが同じというシステムは、前回から引き継がれる。ではなぜ、河合が有利なのか。
その理由は、チームの人選にあった。太川チームの要員は、元HKT48の村重杏奈とお笑い芸人の永野。対する河合チームは、元サッカー日本代表の大久保嘉人と、元バレーボール日本代表の栗原恵だ。河合チームの元アスリートに、体力面での問題は見当たらない。この旅は走って目的地を目指すことが多く、体力が勝利の行方を左右することがよくある。明らかに河合チームが有利に見えるのだ。
対して太川チームは問題を抱えているのだと、旅番組関係者は言う。
「これまでの放送から、お笑い芸人がチームの足を引っ張ることがよくあることは、わかっています。永野がそうなる可能性は、かなり高いでしょう。村重もわがままを言って、足手まといになりそう。過去イチ不安を感じる2人です」
ではなぜ、これほどメンバーの差が生じたのか。太川がスタッフから嫌われている、との声もあるが、答えはこれまでの戦歴に隠されていた。テレビ誌記者が踏み込んで言う。
「10戦して太川の5勝3敗2分で、河合は2連敗中。今度負けたら3連敗で、河合の『クビ』が持ち上がりかねません。しかし番組としては、ウケのいい河合を手放したくはない。そこで今回は河合を勝たせようと、このようなメンバー構成になったのでしょう。通算成績に差がつきすぎると、視聴者は興味を失ってしまいますから」
なにやら太川が「生け贄」にされるような流れなのだ。
番組では毎回、どちらが勝つのか、電話による視聴者の予想合戦が行われる。正解した人の中から抽選で10名に、1万円の商品券がプレゼントされる。第11弾は河合チームの勝利を予想するといいかもしれない。