韓国の7人組グループBTSのメンバーSUGAが6月2日から4日、横浜「ぴあアリーナMM」で、ワールドツアーの日本公演「SUGA Agust D─DAY TOUR」を開催。3日間で2万7000人のファンを熱狂させた。ところがその裏で、600万人近くのファンが泣いているという。
「とにかく今回は会場が小さすぎて、ほとんどのファンがチケットを取れなかったんです。SUGAとはいえ、BTSのメンバー。日本でのライブは久しぶりですから」(音楽関係者)
さすがはBTS。SUGAファン以外のメンバー推しファンも、ほとんどがチケット争奪戦に参戦したという。
「そうなると、もう死闘ですよ。BTSファンは世界中にいますが、最も多いのが日本人だと言われています。さらに近隣のアジアからも、ファンはやってくる。倍率は30倍…いや、もっとかな。ハズレた人にはライブビューイングや配信が用意されていましたが、やっぱりみんな会場に行きたいでしょう。だから会場近くで雰囲気を楽しんだり、『音漏れ』を期待して佇んでいる人も大勢いましたね」(BTSファン)
その幸せな余韻が怒りへと一変したのは、最終日の翌日だった。
「終わったとたん、SUGAのライブに多くの関係者や芸能人が来ているのではないか、というツイートが続出し、ファンはみな憤慨しました。その中には『亀梨和也を目撃した』というツイートがけっこうあったようです。福士蒼汰はSUGAとの写真を公式SNSでアップしていたのですが、福士はまだいいと。なぜなら2018年にK-POPの祭典に参加して、SUGAとはつながりがありましたから。とはいえ、純粋なファンを排除して、有名人の特権を使ってチケットを取る芸能人や関係者は許せない、とファンは思っている。ガチでチケットを買っているならいいですが」(前出・音楽関係者)
関係者を入れるのは、当たり前のことだが、これほどまでにチケットが取れなかったライブだけに、ファンの嘆きもわからないではない。