韓国の人気グループBTSのメンバーSUGAが兵役義務を果たすため、9月22日に韓国軍に入隊すると発表された。BTSメンバーの入隊はJIN、J-HOPEに続いて3人目となるが、SUGAはその2人とは異なった入隊形式となる。
「社会服務要員といって、自宅から市役所や保健所、福祉施設や教育機関などの公的機関に通って、兵役を遂行する任務に就くそうです。というのは、彼は2020年に発売した『ブラックスワン』の振り付けで肩を負傷してしまい、兵役身体検査で引っかかった。代替勤務に就くということです」(韓国芸能を取材するジャーナリスト)
いわば公務員のような形だというが、陸軍などの最前線に所属するより、除隊までの期間がやや長くなるとされる。とはいえ1カ月ほどは宿舎に入り、軍事の基礎であるガスマスクの付け方や手榴弾の投げ方などの訓練を受けることに。
配属先は未定ながら、すでにSUGAファンはソワソワしながら、あらぬ「希望」を抱いているという。推しのアイドルが兵役に行ってしまうのは悲しいことなのに、いったいどういうことかといえば、
「もし会える場所で働くことになったらどうするか、と想像して、かえってワクワクしているのです。例えば市役所なんかに勤めたら、現実的に会うことだってできますね。ただ、ファンのルールとして、実際に会いに行くのはマナー違反で、民度が低い行為とみなされるわけですが…」(前出・ジャーナリスト)
確かに事務所の公式メッセージでは「温かいお見送りと激励は、お気持ちだけ頂戴いたします」と呼びかけている。
過去には同じくK-POPグループであるJYJのユチョンが市役所に、BIGBANGのTOPが工芸館に勤務した例がある。その際、ファンの間では、歓喜と困惑が入り混じった声が上がった。
「なまじっか会えるところに配属されるよりは、会えない場所に入ってくれないと困る。いけないとわかっていても、自分がルールを犯してしまいそう」
といった具合に。多くのファンはルールを守っていたというが「嫌われてもいい、会えるのならば」ではなく「嫌われるよりは守りたい」だ。それが推し活の美徳のひとつともいえよう。
(小津うゆ)