プロ野球後半戦がスタートし、対ヤクルト2連戦(神宮球場)を1勝1敗とした阪神。岡田彰布監督は「せやねん!」(MBSテレビ)に独占インタビューで出演し、前半戦の総括と後半戦の勝負所について語っている。
5月には16年ぶりの9連勝、球団タイ記録の19勝を挙げ、勝率7割9分2分を記録。連日ファンは大盛り上がりだったが、岡田監督は「5月は出来過ぎですよ。やることが全部うまくいった」と回想。
6月は雨の影響で休みなしの9連戦という過酷なスケジュールに。しかし村上頌樹投手が連戦4試合目で完投してくれたおかげで投手陣を休ませることができ、闘い抜けたという。
そんな中でのチームのムードメーカーを聞かれると、
「(去年まで)外から見ているとわからなかったけど、糸原(健斗)かな。ベンチにいても若い選手にちょっと声をかけたり。それと一番声を出しているのは木浪(聖也)。どっちかといえば静かなタイプかなと思ってたけど、思わぬ発見ですね」
としていた岡田監督。
アレに向けた後半戦の勝負どころについては「夏のロードが終わってから勝負」とし、次のように語っている。
「勝負が9月だと言っているのは、ここで勝負できる位置にいないといけないし、甲子園に戻ってからが本当の意味での勝負になると思う。甲子園に帰ってきたら点取れそうな感じするし」
まずは25日からの甲子園6連戦(対巨人・広島)後から始まるロードが踏ん張りどころだが、この間も糸原、木浪がベンチ内を盛り立ててくれるだろう。
(鈴木十朗)