阪神タイガースが2位・広島カープとの首位攻防直接対決に5-3で勝ち、マジックナンバー「29」がついに点灯した。他球団の自力優勝の可能性が消滅し、阪神の18年ぶり優勝へのカウントダウンがスタート。辛口のトラ党からも「ホンマにアレしてまう」「今年は優勝や」「これで優勝できひんかったら一生ムリや」といった歓喜のコメントであふれかえった。なぜ今年の阪神はここまで強いのか。球団OBが解説する。
「一番は投手力でしょう。伊藤将司や才木浩人、村上頌樹といった若い先発陣が安定した力を発揮して、ブルペン陣も岩貞祐太、加治屋蓮、桐敷拓馬、島本浩也、岩崎優と潤沢です。野手は木浪聖也、坂本誠志郎の下位打線と近本光司、中野拓夢の1・2番コンビが得点を量産。森下翔太、大山悠輔、ノイジーには長打が出る。投打のバランスが充実しています」
「アレ」への期待が高まり、優勝決定日を予想するファンが続出。9月の甲子園球場での阪神戦チケットが入手困難となり、超プレミア化しているという。在阪メディア関係者も、こう話す。
「関西を中心に熱狂していて、歴史に残るフィーバーとなりそうです。18年ぶりのアレが近づき、週刊誌のスポーツ担当者や夕刊紙記者などが現場に顔を出し始めるなど、メディアサイドの動きも慌ただしくなってきました。注目度の高い球団だけに、些細なことでもニュースになってしまいます。先日も岡田彰布監督が広島の新井貴浩監督を気使って『まずは新井を激励せな。(連敗で)顔色が悪なってそうやからな』と発言したことが『失言』『舌禍』と報じられました。東京のメディアが足を引っ張ることだけは避けてほしいところです」
ちなみに、現日程における最短でのアレは、9月5日となっている。