赤楚衛二に目黒蓮、福原遥に浜辺美波…。「週刊女性」がこのほど発表した「2023年上半期ブレイク俳優ランキング」上位の面々だ。20代から60代の男女1000人に行ったアンケートの結果だという。
赤楚は放送中のドラマ「こっち向いてよ向井くん」(日本テレビ系)に主演。女性を見る目がない、彼女いない歴10年の会社員を好演している。
Snow Manのメンバーでもある目黒は、やはり放送中のドラマ「トリリオンゲーム」(TBS系)で主人公・天王寺陽を演じる。
女優陣に目を移すと、1位の福原はドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(TBS系)に、深田恭子とW主演している。シングルマザーとして出産を決意する18歳の女子大生を演じ、8月8日の放送回ではついに出産して話題になった。
2位の浜辺はNHK連続テレビ小説「らんまん」で、植物学者・牧野富太郎をモデルとした、神木隆之介演じる主人公・槙野万太郎を支える妻・寿恵子に扮している。テレビ誌記者が、この面々を論じる。
「上位は男女とも放送中のドラマで主演あるいはヒロインを演じていますが、4人に共通することは、最近の『朝ドラ』に出演して話題になっていること。浜辺以外の3人は、今年3月まで放送されていた『舞いあがれ!』に出演していました」
「舞いあがれ!」での福原は、パイロットに憧れて実家の町工場を継ぐヒロイン・岩倉舞に。赤楚はその幼馴染みで、のちに舞と結婚する詩人・梅津貴司を、目黒は舞と航空学校の同期で最初の彼氏となる柏木弘明を演じた。
今回のアンケート結果について、先のテレビ誌記者は、
「やはり『朝ドラ』に出演した俳優は、知名度という点で多大なメリットがあるということでしょう。世帯視聴率10%を超えるドラマが少なくなってしまった今、平均世帯視聴率が15%を超える『朝ドラ』の影響力は多大。若者からお年寄りまで、まんべんなく顔と名前を浸透させることができますからね」
ランキングには「朝ドラ」出演俳優が他にも顔を出している。女優部門4位の森七菜は、2020年上期の「エール」にヒロインの妹役で出演してブレイクのきっかけとし、6位の伊藤沙莉も2017年上期の「ひよっこ」に出演。さらに来年上半期の「虎に翼」での主演が決定している。
「朝ドラ」でヒロインを演じることが、女優にとってはひとつのステータスとなって久しいが、男性俳優にとっても「朝ドラ」出演は多大な宣伝効果がある。「らんまん」にも「ネクストブレイク俳優」が潜んでいるのだ。
(石見剣)