9月24日に行われた杭州アジア大会の柔道女子48キロ級準決勝でまさかのアクシデントが発生し、柔道ファンをア然とさせた。
韓国のイ・ヘギョンがカザフスタンのアビバ・アブジャキノワに突然「張り手」をかまし、非スポーツマン行為による反則で指導を受け一本負けしたのだ。しかもイは、判定に不服だったのか畳の上に30秒以上も居座り、コーチも大声で不満を露わにした。
スポーツライターが語る。
「イは残り1分半の時点で右手でアブジャキノワの顎に張り手。詫びる素振りを見せたものの、ゴールデンスコアに突入したところで再び顔面に張り手を入れ、アブジャキノワはその場にうずくまってしまいました。これにより1本負けしたイでしたが、アブジャキノワに握手を求められても無視し、そのまま30秒以上も居座り続け、審判に礼を促されてようやく畳を降りたんです。これでは反則の意識すらなかったと指摘されても仕方ないでしょうね」
一度ならず二度も張り手をかましておきながら、反則の意識もないとはもはや問題外。さらにあつかましく畳に居座り続けたというのだから呆れるしかないだろう。もっとも、韓国人選手のこのような行為は決して珍しくはない。
2012年のロンドン五輪では、フェンシングの女子エペ個人準決勝で敗れたシン・アラム選手が判定を不服として座り込み。ペットボトルを手元に置きながら約1時間にわたって泣きながら抗議し続けたが、結局、判定は覆らなかった。
また、18年のアジア大会・柔道男女混合団体戦準々決勝では韓国と日本が対戦。3勝3敗で並んだが、規定により日本が勝利すると、納得がいかない韓国チームが審判団に猛抗議。出場した男女6選手が畳の上に座り込む事態となっている。
どんなに不満があろうとも審判の判定は絶対だ。座り込みがもはやお家芸ともなっている韓国だが、「またか!」と呆れたファンも多かったのではないだろうか。
(ケン高田)