故・ジャニー喜多川氏の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所の所属タレントが、今年のNHK紅白歌合戦に出場ゼロになるかもしれないという。
NHKは9月27日、都内で定例の会長会見とメディア総局長会見を行い、稲葉延雄会長は、「番組出演の契約が決まっている方はこれまで通り継続するが、新規の出演依頼については被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施されていることが確認されるまでは当面行わない」と同事務所所属タレントの新規起用を当面行わない方針を明言。
山名啓雄メディア総局長も「ジャニーズは『紅白ゼロ』か」と問われ、「新規の出演依頼に関して当面行わないので、解除されないとそういうことになります」と説明し、ジャニーズタレントが紅白に一切出演しない可能性に言及した。
ジャニーズ事務所は1965年の初代ジャニーズの初出場から長年、紅白の常連だった。昨年はKinKi Kids、関ジャニ∞、King&Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子の6組が出演。過去最多は15年の7組だった。女性誌記者によれば、
「この方針は会見当日から実施され、それに先立ちNHKの担当者が同事務所の役員に、被害者の補償や再発防止の取り組みが適切かつ迅速に行われることを要請したといいます。まだ紅白ゼロと決定しているわけではないので、10月2日に行われるジャニーズの会見次第ということでしょう」
仮にゼロでなくても、出場者数が激減するのは確実。白組に大きな枠が空くわけだが、ここを誰が埋めるのか。
「今年、初出場が確実視されているのが『新しい学校のリーダーズ』と『あの』。また一部で上沼恵美子の名前も出ましたが、これらは全て紅組枠。白組枠だと、B’z、非ジャニーズのボーイズグループ、元ジャニーズの新しい地図、TOBE移籍組、演歌第7世代、アニメ関連、バンド系などの声が出ているようです。また白組だけで埋めきれない場合、特別企画枠を増やすとの見方もあるようです」(前出・女性誌記者)
いずれにせよ、次回のジャニーズの会見が注目される。
(鈴木十朗)