ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、NHKが所属タレント出演の新規契約を結ばない方針を明らかにした件で、すっかり姿を見なくなった国際政治学者の三浦瑠麗氏がモノ申した。三浦氏は自身のX(旧Twitter)で、次のように持論を展開。
〈NHKのジャニーズ所属タレント起用停止は、補償や再発防止策が着実に実施されていることが確認できない限りという前提つきなので納得感はあるものの、テレビ局はみな当事者なんだよね。なんか、自分たちは関係ないかのように振る舞うことができる存在って、実に偉そうだなあ、という印象は免れ得ない〉
これが思わぬ墓穴を掘る原因となった。なにしろ「夫の不祥事に『自分は関係ない』かのような振る舞いしてるの誰でしたっけ」「これは大きなブーメランだ」などと、批判の声が上がったからだ。放送関係者が言う。
「各テレビ局がジャニーズ問題の当事者なのはその通り。ただ、各局は今までの報道姿勢などを反省して謝罪の言葉を発するなどしており、『自分たちは関係ない』といった振る舞いかどうかは、疑問が残るところです。三浦氏は夫の清志氏が太陽光発電事業に絡む業務上横領容疑で今年1月19日に家宅捜査を受け、3月に逮捕、起訴されている。自身の関与については知らぬ存ぜぬの態度で、批判されています。それだけに今回の発信に『自分のことは棚に上げて』感が否めないのは仕方がないでしょう」
何を言ってもツッコミを入れられるのはある意味、気の毒な気もするが…。
(石見剣)