西武ライオンズ元監督の東尾修氏が、来年3月開催のOB戦の場に清原和博氏の参加を熱望する発言をして、関係各所で物議を醸している。
東尾氏は10月16日に、文化放送「くにまる食堂」に生出演。来年3月に初めて開催されるOB戦について触れ、
「OB会もないですから…」
と、レジェンドたちが集えるイベントがようやく開かれることを喜んだ。
イベントには渡辺久信GM、元ソフトバンク監督の工藤公康氏など、錚々たるメンツが揃う予定だが、西武で一時代を築いた清原氏について話を振られると、
「僕はもう信用している。来てもらいたいし、やっぱり来ないと」
そう言って、強く参加を促したのである。
清原氏は解説者時代の2016年2月、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けている。球界関係者が言う。
「すでに執行猶予期間も過ぎているが、薬物事案は再犯率が高いため、少なくとも5年以上は静観しなければいけない雰囲気がある。社会的影響力も大きく、テレビ出演やイベント来場へのリスクが高いため、二の足を踏む関係者は多い」
球団内でも、西武OBではトップ級の東尾氏が来場を呼び掛けたことを免罪符にして「呼んでもいいのではないか」との声がある一方で、
「うちの球団の敷居をまたいでほしくない」
と拒否反応を示す者もいる。本当に参加できるかどうかは、最後まで見守る必要がありそうだ。