16年に法律違反の薬物の取締法違反容疑で逮捕されて以降、野球界と断絶状態だった“番長”が表舞台に帰ってきた。11月7日、自身が監督を務める「WorldTryout2019」の予選会(サーティーフォー保土ヶ谷球場)に清原和博氏(52)が姿を見せた。約3年半ぶりの球界のスターを見に平日の地方球場には約300人のファンが詰めかけて、温かい声援や激励の言葉を送った。
しかし、同トライアウトには懐疑的な声も上がっている。
全国紙記者が指摘する。
「NPBを戦力外になった選手のみを対象とする『12球団合同トライアウト』とは別物で、ドラフトで指名漏れした独立リーグの選手や一般公募も予選に参加できるというもの。あくまで予選会での清原氏は選考員の一人としての参加で、終始バックネット裏から試合を見守るだけでした。30日に神宮球場で開催される本選には、予選会を通過した選手に加えて、外国人選手や元NPB選手も参加予定で、そこでは清原氏が監督を務めるというのですが、その役割が見えてこないんです」
唐突な監督デビューに「なんでだ?」と球界内外で疑問が渦巻くが、そこには、かつて栄光をともに極めた同志の願いがこめられているという。トライアウト監督から、来年6月の執行猶予明けに「西武コーチ」に復帰する話が急上昇しているのだ。一連の動きを指揮する“黒幕”とは誰か。そして、その“復帰シナリオ”の全容は11月12日発売の「週刊アサヒ芸能」11月21日号で詳報している。