ドラフト会議で指名され、新たにプロ野球の世界に飛び込む者もいれば、クビを宣告される者もいる。10月29日に日本ハムから戦力外通告を受けた山田遥楓内野手、立野和明投手らもそうなのだが、問題は西武から移籍して1年目の山田だった。
山田の妻は昨年、源田壮亮の妻で元乃木坂46の衛藤美彩に対し、SNS等を使って誹謗中傷を行っていたことが判明。山田は西武にいられなくなり、日本ハムへとトレードされた。ところが今年1月に今度はその山田自身が、元HKT48の筒井莉子とのW不倫疑惑を報じられた。球界関係者が言う。
「妻がやったことはともかく、移籍先ですぐに自分がスキャンダルの主役となってしまった。トラブルメーカーのレッテルを貼られてしまいましたね。ポテンシャルが高く、地肩の強さと守備力に定評があり、内野全ポジションを守れるため、非常に有用な選手ですが…。元気印で盛り上げ役もできますが『山川穂高軍団』の一員で、プライベートのワキの甘さは以前から指摘されていました」
戦力外通告をめぐっては、ソフトバンクが増田珠内野手、椎野新投手、森唯斗投手、嘉弥真新也投手、上林誠知外野手、高橋純平投手、佐藤直樹外野手、古川侑利投手、九鬼隆平捕手の計9選手に来季の契約を結ばないと通告。今年はクビになる選手が、例年に比べて増えている印象だが…。
「受け入れ先があるので、配慮しているのでしょう」
と話すのは、先の球界関係者だ。さらに続けて、
「来年から2軍公式戦に『ハヤテ223』と『新潟アルビレックスBC』の新2球団が参入します。この2球団は選手数が大幅に不足しているため、元NPBの実力ある入団者を募っている。戦力外選手は新規参入チームへと入る可能性が高いので、各球団はクビを言い渡しやすくなっています」
ファンにとっては、お気に入りの選手がNPBで戦力外になっても来年、『ハヤテ223』『新潟アルビレックスBC』で再び、そのプレーを見ることができるかもしれない。
(田中実)