ストーブリーグに突入したプロ野球界では「戦力外通告」された選手が現役続行か、引退の決断を迫られている。一方、テレビ業界の現場でも、数字が取れない期待外れのフリーアナや、不人気ぶりが露呈した美人女優らに厳しい“査定”が下され、まさかの危機を迎えるハメに──。
「秋の番組改編の目玉として、上層部も視聴率12.0%は取れると期待していました。それだけに期待外れの感は否めません‥‥」
日本テレビ関係者がこう嘆くのは、報道番組「news zero」のメインキャスターに就任した元NHKのフリーアナ・有働由美子(49)のことだ。
10月から新体制でスタートした初日視聴率は10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、2日目は10.4%と2桁を記録したが、勢いはここまで。その後は低空飛行を続け、12日には4.6%と危険水域に突入。早くも「戦力外通告」のピンチを迎えているのである。
「フリー転向後の初めての帯番組なので、相当、気合いが入っていました。番組開始前から綿密に打ち合わせを重ねて、誰をコメンテーターに起用するかなど、積極的に提案するだけではなく、テレビ映りを気にして、数カ月前からジョギングや食事制限に取り組み、ダイエットにも成功したそうです」(芸能記者)
ところが、いざ番組が始まってみると、緊張からかコメントをかみ、進行もグダグダな場面が目立つ。
「有働さんは『対話重視』の番組作りを目指し、リニューアル前よりもニュースの本数を減らす一方でコメンテーターがしゃべる機会を増やし、ワイドショー路線を強くした。結果、報道番組だからもっとニュースを伝えるべき、という意見が噴出しています」(番組関係者)
10月にテレビ朝日出身でフリーアナの徳永有美(43)が約13年ぶりに「報道ステーション」(テレビ朝日系)に復帰したことも、プレッシャーにつながっているようだ。
「夜の報道番組の対決として、番組開始前から注目を集めていました。有働さんも『報ステ』の視聴率を気にしているようですが、向こうは好調が続いているだけに、スタッフも本人の前では話題にしないようにしている」(番組関係者)
なんとか浮上のきっかけをつかもうと、12年から4年連続で「紅白歌合戦」(NHK)の総合司会で見せた熟女ボディの“解禁”まで始まっていた。
「番組が始まった頃の有働さんは、専属のスタイリストと相談して品のある印象を与えるため、シックな服装を選んでいました。しかし上層部から『暗い』という意見があり、明るい服も着るようになったんです。それでも視聴率が伸びず、今度は腕を見せたりスカートの丈を短くするなど、露出を増やすようになりました」(番組関係者)
だが、試行錯誤の努力もむなしく、日テレ内部では本人が望まない「有働救出プラン」が水面下で進行しているという。