今、世界のUFOファンや超常現象マニアの関心を惹きつけてやまないのが、11月19日に発生した、インド北東部マニプール州インパール国際空港の上空に出現したとされる、未確認飛行物体(UFO)のニュースだろう。
現地メディアによれば、このUFOは現地時間の19日午後2時半頃、突如として空港上空に出現。1時間半ほど留まったのち、姿を消したという。その影響で、空港業務が3時間にわたり中断。合わせて3便、500人の乗客が足止めされる事態になった。世界のUFO問題に詳しい専門家が解説する。
「今回の事例では、管制塔からの報告を受けた航空当局が、インド空軍に通報。戦闘機『ラファール』2機がスクランブル発進したものの、何も発見できませんでした。空軍部隊はX(旧Twitter)を通じて『防空態勢を強化したが、その後、小さな物体は目撃されなかった』とコメントしています。ただ、UFOを撮影した現地テレビの映像には、白い点のように見える物体が光を放ちながら上空を移動する様子が、ハッキリ捉えられていますからね。むろん、これが地球外生命体であることを示す確証はありませんが、マッハの速度で飛行する空軍部隊が確認できないUFOとは、いったい何を指すのか…」
実はインドでは、7年前の2016年1月にもUFOが出現。警戒警報が発令されて、インド空軍の戦闘機「SU-30MI1」が出撃した。その後、インド北部ラジャスタン州バルメルの上空付近でUFOを撃ち落としたと、インドのメディアや英エクスプレス紙などが伝え、世界に衝撃が走った。前出のUFO専門家が言う。
「この時、インド空軍のスポークスマンは『正体不明の風船状物体』と説明しただけでした。パキスタン、あるいはインドの観測用気球の可能性もあるとして金属片を回収し、調査を行うとしました。ところがその後の発表がないまま、事件そのものが風化してしまった。そんなこともあって、7年ぶりのインド上空でのUFO出現に、世界のUFOマニアが沸いているようです」
今度こそ、詳細が明らかになることを祈ろう。
(ジョン・ドゥ)