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【球界タブー】山川穂高獲りで「老害扱い」王貞治会長をバッシングにさらしたソフトバンクの崖っぷち

 日本プロ野球界の禁断の一つ「王バッシング」が鳴り止まない。ソフトバンク・王貞治会長に向けたブーイングだ。

 理由は、昨年5月に強制性交の疑いで書類送検され8月に不起訴となった西武の山川穂高をあえて獲得したからである。それも4年総額16億円以上といわれる条件に、SNSでは王会長を「老害」呼ばわりし「ソフトバンクファンをやめます!」という厳しい声まで多く飛び交った。

 王会長は1月5日の球団の仕事始めの際に「多くのご批判はいただいたが挽回するチャンスを与えるべきだ」と熱弁を振るった。この場にいたソフトバンク担当記者によれば、

「王会長は背筋を伸ばして眼光鋭く訴えていました。それは山川だけではない、球団批判の『防波堤』になる、という所信表明のようでした」

 ファンあっての日本プロ野球を実践してきたのは王会長と長嶋茂雄(巨人終身名誉監督)2人であることに異論はないはずだ。そして王会長に対するバッシングは監督時代にもあった。

 1996年、5月9日の近鉄戦(日生球場)。なかなか勝てない2年目の王ホークスの不甲斐なさに、300人以上のファンが選手が乗ったバスを取り囲み、生卵を投げつける暴動が起きた。試合中にも発煙筒がたかれるなど異様な雰囲気だった。

 ファンが引き起こす暴動はサッカーではよく見る光景だったが、日本プロ野球では例のないこと。にもかかわらず、王監督はこの時「これだけ本気で怒ってくれるのが本当のファンなんだ。この人たちを喜ばせるのが我々の仕事。福岡に戻って恩返しをするしかないからな」と選手全員に淡々と伝えた。

 そんな「ファン第一」を貫く王会長が防波堤となり山川を獲得したソフトバンクは、2位でも許されないシーズンとなる。

(小田龍司)

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